さあ、大切に飼育してきたミヤマクワガタがついに蛹から羽化する時期が来ました!
ここまで来ると感慨もひとしおだと思いますが、まだまだ油断は禁物です。
気を緩めずに、無事に羽化する瞬間を見守ってあげたいものです。
さて、そこには疑問点がいくつかあります。
蛹から羽化する時期というのは一体いつ頃になるのでしょうか。
また、羽化にかかる期間とはどのくらいなのでしょう。
事前に知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。
是非記事をチェックしてみてください。
羽化の期間を短くする
難易度が高いと言われるミヤマクワガタの飼育ですが、産卵~産卵後の期間を少しでも楽にする方法があるのをご存知でしょうか。
それは単純なことです。
飼育中に発生するイベントの期間を短くするという方法です。
イベントと言うのは、卵を産んだり、孵化したり、蛹になったりということです。
羽化もそうですね。
これらの期間が長ければ長いほど、ストレスや気温の変化の危険に長く晒されるということになります。
飼育者にとっても、期間が短いほうが集中力が高まりますね。
このような原則を大事にしながら、続いて具体的な方法を挙げたいと思います。
蛹から羽化するまで
ミヤマクワガタが無事に蛹になったら、続いて羽化という大イベントがやってきます。
蛹の期間が長くなればなるほど、縮んで小さくなってしまったり、そのまま命を終えるということもあり得ます。
15℃以下の環境では命を長らえることはできません。
ですので、蛹になったらなるべく早い時期に温室環境の蛹室に入れるようにしてください。
そうすることで羽化を促進させることができます。
羽化が完了したとのサインは、プラスチックの壁が汚れて、蛹の姿が確認できなくなった時と覚えておくとよいでしょう。
這いずり回るのを止めたサインです。
もしも蛹室の中にカビが生えてきた場合は、命を終えていると思ってください。
羽化する時期と期間
さて、肝心の羽化する時期と期間ですが、ミヤマクワガタの場合は幼虫期間は約20~24カ月と言われ、その期間は長めです。
温度管理も重要ながら個体差もあり、一概には言えませんが、小さめの成虫でしたら15カ月程度で幼虫から羽化したケースがあります。
適切な温度管理を続ければ早い羽化が望めますが、個体の大きさ自体は小さくなります。
まとめ
いかがでしたか。
羽化までの期間がこれほど長いとは知らなかったという方もいるのではないでしょうか。
個体のサイズを大きくしたいという方は長くゆっくり低温で管理すべきですが、但しそこにはリスクを伴うことも覚えておきましょう。
高めの温度で短期間で羽化させるほうが、個体への負担は少ないです。