まずは、クワガタの種類はどれだけいるのか?
種類によって何が違うのでしょうか?
日本には、40種類近くのクワガタが生育し、その中でも13属に分けられるようです。
さらに種類の中にも亜種があります。
よって亜種までを合わせると50種類以上います。
・クワガタ
亜科 〉 属 〉 種 〉 亜種
こんな感じになります。
分類では、日本産のネブトクワガタは亜種として位置づけられています。
またネブトクワガタ属は、昆虫網甲虫目クワガタムシ科に属する背中に太い筋が縦に走っているのが特徴で、大アゴの基分が太く名前の由来になっています。
ネブトクワガタの種類別の特徴は
- ネブトクワガタ
最大で35mmに達します。
本州から南西諸島の山林地帯に見られ、シイ、カシ、クヌギ等の樹皮の裂け目やめくれといった場所に隠れそれらの樹液をエサとしています。
採集時期は6~9月、飼育温度は25℃前後、寿命1~3年で発酵マットは、完熟マットや黒土マットを好みます。
- アマミネブトクワガタ
奄美地方に生育し、オスは、15mm~33.5mm、メス15mm~20mm。出現期は6月~9月で寿命1年です。
ソウシジュなどの樹液を好みます。
- カジャジマネブトクワガタ
臥蛇島に見られ、オス13.4mm~33mmメス14.mm~27mmです。
主にモミの樹液を好みます。
大変小さいクワガタムシですが、立派で特徴的な大アゴを持っています。
発酵の進んだ黒くなったマットを好みます。
- オキノエラブネブトクワガタ
沖永良部島で見られ、比較的大型の個体であります。
- ハチジョウネブトクワガタ
八丈島など伊豆諸島に生育する20mm前後の小型のクワガタで、広葉樹に集まって朽ち木の下の泥状態の腐食物をエサにします。
- オガサワラネブトクワガタ
自然にとんだ小笠原諸島に生育し、松の枯れ木に入ったり、倒木や地面の間に入っている事が多く小型である。
ネブトクワガタの種類での共通点
ネブトクワガタ属は、生態学的にはツメカクシクワガタ属などのようにシロアリが枯れ草を摂食することによって分解されて窒素化合物などの栄養素が濃縮された土状の朽ち木をエサとするよう進化の様子に感動しました。
まとめ
ネブトクワガタの種は、ほぼ全ての体色が黒色であることと、体型も10~20mmと小型のものも多く、但しクーランネブトクワガタに限って73.5mmと言う記録には驚きです。
それにオスの大アゴが他の小型種に比べてクワガタらしい体つきをしていたと感じたのは私だけなのでしょうか?