クワガタのアルビノと聞くと、白いクワガタを思い浮かべる人が多いかと思いますが、他のアルビノとはカブトムシやクワガタは違います。
アルビノが出てくるのは、目なのです。
ピンとこない人もいると思いますので、ご紹介いたします。
アルビノとは
動物の色素はアミノ酸の一種チロシンが変化、重合して生じるメラニンです。
色素欠乏のため白色か、淡色の動物の個体がアルビノです。
アルビノは目の色素も欠けるので、網膜などの血液などの色が反映しています。
人間にもアルビノは見られます。
ミヤマクワガタのアルビノ
昆虫は体にアルビノは出ません。
メラニンが複眼にしかありませんので、ホワイトアイのクワガタや稀にブルーアイ、レッドアイができます。
これをカラーアイといいます。
遺伝子
アルビノは遺伝子です。
しかし、ホワイトアイのクワガタを作ろうとして、親となるクワガタが黒目とホワイトアイの遺伝子を持っていると、子供は黒目が生まれる場合があります。
ホワイトアイの遺伝子しか持っていない親同士だとしても、遺伝子情報が異なると黒色が生まれることもあります。
寿命
一般的にアルビノは寿命が短いとされていますが、普通の個体と寿命は変わりません。
アルビノを作ろうと身近な個体で交配させると病気などで、寿命を縮めることになりかねません。
値段
クワガタの種類によりますが、ホワイトアイが10%アップレッドアイで20%から30%アップになります。
しかし、ミヤマクワガタのホワイトアイのそれほど値段は違いません。
管理温度が難しいのも理由の一つです。
まとめ
クワガタなどの昆虫のアルビノは、体が白くなることはありません。
アルビノが現れるのは目だけです。
アルビノが左右されるメラニンが複眼にしかないのです。
ホワイトアイの他に、突然変異でレッドアイや、ブルーアイのカラーアイがいます。