ネブトクワガタを採集して識別しようと手持ちの図鑑では、オスに関しては、区別しやすいとの記載がありましたが、肝心のメスの見分け方は、なかなか難しく専門家のお話には一番多い質問がメスの見分け方です。
とのお答えを聞いた事がありますから、ひとつひとつ識別する以外にないようです。
ネブトクワガタのメスの識別
メスの体長は、14mm~21mmであり前胸と背中の境目が、ほぼ一直線状で隙間が見られないとありますが、これがポイントのひとつで、実際にネブトクワガタを見ただけで直感的に判別は難しいと感じました。
そして大顎の形において、バチ状になっていてあまり尖っていない。
明るいところで見ないと識別は、困難であるとの事でした。
確かによく採集されている方や長期間飼育経験の方には、容易に識別が可能ですが、初心者にとっては、どれも同じに見えてなかなか難しいと感じました。
更に小さい個体では、背中に鮮明なスジが見る事ができ、前胸に光沢がなくザラついている。
赤褐色で全体的に楕円形で丸みがあるのが特徴です。
そして顎が独特の形をしていて、大型個体の内歯に2つの大きな内歯が下の方につく。
但し小型になると内歯は、ほぼ消失気味になるようです。
ネブトクワガタのメスと他のクワガタのメスとの識別
ネブトクワガタのメスは、他の何種類かのクワガタに類似性があるようで、さらに見分け方に難しさがあるようです。
たとえばネブトクワガタのメス体長は、14mm~21mmとは言え、形に類似性があるため実際には、小さいものが多いような気がするのでと考えていましたら、スジクワガタでした。
よく観察すると体型がわずかですがネブトクワガタの方が丸みを帯びてデブでした。
スジクワガタの前胸背板は、極々滑らかでしたが、ネブトクワガタは、極々わずかですが点刻が確認出来ました。
そしてネブトクワガタの顎はミヤマクワガタのような太い形にも見えて、スジはオオクワガタの鋭い形の類似性が確認出来ました。
まとめ
ネブトクワガタの大型のメスは、小型のものに比べて似通っているのでなかなか識別が困難ですが、その場合には背中にある明瞭なスジで識別可能であることが分かりました。
そして他のクワガタとの類似性を調べる事でより正確に識別可能であることも分かりました。