オオクワガタの特徴は、黒い体にたくましい顎ですね。

でも、実際にオオクワガタを最後に見たのはいつですか?

案外、随分昔かも知れませんね。

今では、自然界で生息しているクワガタには滅多にお目にかかれませんから。

オオクワガタの特徴

オオクワガタ 特徴

オオクワガタは、群れではなく単独で行動します。

大抵のは好みの木を住処に、付近には同族がいます。

雌の方が雄の元に行きます。

行動は夜型で、明るいうちは木のウロなどに身を潜めています。

ほとんど飛ばないことから、5m位の高さまでのところにいると思いがちですが、10mの高さあたりにいることが多いとされています。

オオクワガタには歯があります。

大きな個体は、大歯になりやすく、小さな個体は小歯になりやすいのです。

オオクワガタの特徴は、大きな内歯一対と先端部に小歯を持ちます

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湾曲したアゴも特徴です。

アゴの大きさは歯の大きさには比例しません。

クワガタの大アゴの多型現象といいます。

短歯と長歯の関係はまだ解明されていませんが、アゴの太さや隔世遺伝とも言われています。

全身が黒いが、羽が茶褐色の個体もいます。

小型の雄の場合、小歯は失われていますが、中歯が見られるのもこの種の特徴です。

オオクワガタは生息域により、一定の特徴を持つ個体が現れます。

その土地により多産地の特徴を備えた個体を、優良血統と位置づけて研究対象にしています。

野生種の場合の生活環は生息域によって異なります。

幼虫で2年過ごし、夏に孵化します。

冬を越すまで静止して、孵化から三年後の初夏に活動を再開します。

その後は5.6年生きる個体もいます。

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まとめ

数年まえに、日本に空前のクワガタブームが起こり、その頃に産地とされた山梨の韮崎や、大阪の能瀬町は乱獲により重大な被害を受けました。

研究者にとっては、取り返しがつかない被害と、問題になりました。

オオクワガタの価格は繁殖技術が進み、下がっています。

一時期は数万円で取引されたこともありましたが、現在は標準を超えるサイズの個体でも、数千です。

野生種は数が激減しています。

だからといって、自分で育ててた個体を野に放つ行動は行なってはいけません。

雑種の混入により、産地ごとの特徴のある個体はないに等しい状況になっています。

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