まず、ニジイロクワガタについてご紹介しましょう。
ニジイロクワガタを一言で表すとすれば・・・そう!「世界一美しいクワガタ」です。
全身が緑色をベースにした金属的な光沢を放ち、小さな宝石のような色味が人気の理由です。
そんな世界一美しいクワガタを卵から育て、成虫へ羽化させた達成感はきっと貴方を感動させることでしょう。
今回は、孵化から割り出しまでについてご紹介していきたいと思います。
孵化した幼虫を確認しよう
ニジイロクワガタメスの産卵が終わり、メスを産卵セットから取り除いて1ヶ月ほど様子を見ると幼虫がケース内を移動した後や産卵木から出てきた初令幼虫(※)などを確認することできます。
(※卵から孵化したばかりの幼虫のこと。)
割り出しの準備
幼虫を確認できたら次は割り出しです。
割り出しをするために準備するものをご紹介します。
まずは新聞紙または大きめの容器です。
これは幼虫を取り出して確認するためのものです。
次は昆虫スプーンです。
昆虫スプーンが無い場合はマドラーなどでも代用は可能です。
なぜスプーンを使用するかというと、幼虫は人間の体温で火傷をしてしまうからです。
ですから絶対に素手で幼虫を触らないように気を付けてください。
それと併せて産卵木を割るためにマイナスドライバーも忘れずに用意してください。
あとは割り出した後に幼虫を菌糸ビンやマットに振り分けるので、200CCほどの菌糸ビンを準備してください。
割り出してみよう
産卵木をセットから取り出し、新聞紙または大きめの容器にケースをゆっくり逆さまにして置きます。
そして幼虫や卵が潰れないようにマットを広げていきます。
次に、スプーンやドライバーを使って産卵木とマットの中にいる幼虫や卵を取り出していきます。
この時、マット等を引いていない場所に移してしまうと幼虫と卵が乾燥してしまいますので、事前に取り分け用のマットを準備しておいてください。
ここまで出来れば幼虫の割り出しは完了です。
まとめ
孵化から割り出しまで意外と簡単だったと思います。
気を付けることは焦って乱暴に扱わないことです。
ゆっくり観察して幼虫を確認できたら取り分けするマットを敷いてあげて、そこへ優しく取り出してあげるだけです。
心を込めて大事に育ててあげましょう。