クワガタムシの幼虫に限らず、カブトムシの幼虫も菌糸を使って飼育していきます。

菌糸ってどんなものがあるのだろう、と気になる方も多いと思います。

簡単に言えば幼虫の「えさ」です。

菌と聞くとキノコなどをイメージしますが、あれは菌糸が集まって出来たもので、菌糸とは読んで字のごとく「糸状の菌」です。(そのまんまですね)

幼虫は、この菌糸をもりもり食べて大きくなっていきます。

今回は、クワガタムシの菌糸飼育についてご紹介していきます。

菌糸飼育ってなに?

ニジイロクワガタ 菌糸 飼育 幼虫

ニジイロクワガタの幼虫の菌糸飼育って何か特別な方法があるのかな?と疑問に思うかも知れませんが、特に変わった方法を行うことはなく、他のクワガタムシの幼虫などと同様に、菌糸瓶を使って個別に飼育するのが一般的です。

菌糸瓶とは、幼虫のえさである菌糸が詰まった瓶のことです。

通販やペットショップなどでも手軽に購入することができ、菌糸飼育、保管に適していることから人気があります。

菌糸飼育に適した温度について

菌糸飼育していく中で様々な知識が必要となってきます。

そのひとつに温度管理があります。

クワガタムシの種類によって幼虫に適した温度が分かれていますが、大体20℃~24℃ほどが理想的とされます。

ただ、ニジイロクワガタは丈夫なクワガタの部類に入りますので、神経質な温度管理はしなくても元気に成長してくれます。

ただし、30℃以上の高温状態では幼虫が耐えられないので、適度に様子を見る必要はあります。

幼虫期間は個体差など飼育温度により前後しますが、早くて4ヶ月ほどで遅くとも8ヶ月くらいで羽化まで成長します。

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幼虫には菌糸慣れがある

幼虫には新しい菌糸に馴染む期間があり、概ね1~2週間ほどかかります。

なので、幼虫が菌糸瓶に慣れるまではそっとしておくのがベストです。

無理に瓶の中を混ぜたり、必要以上に刺激を与えると、幼虫がちゃんと菌を食べなかったり、途中で亡くなってしまう可能性がありますので注意が必要です。

まとめ

ニジイロクワガタに限らず、クワガタムシの幼虫は菌糸瓶で育てるのが簡単で一般的です。

大事なのは個別に分けた幼虫の温度管理と、ちゃんと菌糸を食べているかの確認ですので、じっくり観察しつつ幼虫の成長を見守ってください。

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