幼虫が孵化して割り出した後、いざ菌糸瓶に幼虫を移そうと思ったけど、どんな大きさが適しているのか分からないと思った時はありませんか?
今回はそんな疑問に答えられるように、いくつか調べた結果と情報をご紹介したいと思います。
菌糸瓶の大きさと選び方について
菌糸瓶は、幼虫の成長具合やオスメスによって大きさを分けていきます。
割り出し直後はまだ幼虫が小さいので、オスメスともにプリンカップを使用して1~3週間ほど飼育します。
プリンカップは幼虫がプリンカップに穴を開けてしまったり、通気口が小さく幼虫が酸欠状態になったり、穴を開けすぎて繁殖した菌が外に漏れてしまう可能性があるので扱いには注意しましょう。
あと、幼虫が菌糸瓶の上に登ってくる時は酸欠状態などの要因が考えられるので穴を開けなおしたり、新しくプリンカップ(菌糸瓶)を交換して様子を見てください。
1~3週間ほど成長した幼虫をいよいよ菌糸瓶に移す段階にきたら、まずは800ccの菌糸瓶を使用します。
その後、3ヶ月ほど経つとオスメスを判断できる大きさになってくると思います。
メスなら800cc、オスであれば1100~1500ccほどの大きさが菌糸瓶選びの目安になります。
もしオスかメスか分からなかったり、菌糸瓶の大きさが分からない場合は大きいサイズを選ぶようにしましょう。(1000~1500cc程度の物)
瓶の中の菌糸を食べて底まで食べていると幼虫が元気な証拠です。
菌糸を食べる速度が速い個体はオスの可能性が高いので、少しずつ瓶の大きさを拡大した方が良いでしょう。
菌糸瓶の値段ってどれくらい?
基本的にクワガタムシの幼虫は、菌糸瓶で飼育される方が多いです。
理由としては飼育管理がお手軽だという点です。
マット飼育されている方も多いのですが、管理方法や飼育方法などが全く違いますので、新しく飼育される方は場所も確保しやすく管理も簡単な菌糸瓶を選択される方が多いです。(結果そのまま菌糸瓶飼育に落ち着くわけですが・・・)
値段は種類、大きさにより様々ですが、安い物で800cc瓶なら1本300円ほどで購入できます。
実際は幼虫を1匹だけ飼育する人は少ないと思いますので、大体20~50本をまとめて購入するケースが多いです。(金額的には約5000~10000円ほど)
菌糸が成長してキノコになるのを防ぐ等の効果がある交換用フィルターなども12枚入りで200円くらいの物も売られているので、併せて購入しておくと安心かと思います。
まとめ
菌糸瓶の大きさはたくさんの種類がありますが、最初はプリンカップの小さいサイズを選び、成長具合を見て800ccの瓶に移し、徐々に大きくさせていくのが基本になります。
途中経過でオスかメスかの判断できれば、大きさの目安にしやすいですね。
もし、成長具合が進んでいるが瓶の大きさを選べない場合は、とりあえず大きめのサイズを選んであげるのがポイントです。