大切に育てたニジイロクワガタが、ついに産卵した瞬間はとても感動しますよね。
そんな光景を喜んでいる飼い主さんも大勢いらっしゃると思いますが、感動とともに産卵期間にどのようなことに気を付けなければいけないのか、どれくらいの期間で産卵したと判断するのかなどの知識が不足していると不安で感動どころではなくなってしまいます。
そんな不安を少しでも取り除いて、安心して産卵期間を見守れるように知っておいた方が良い情報をお届けしようと思います。
ニジイロクワガタの産卵可能な期間について
産卵可能とはつまりオスメスともに成熟した状態のことを指します。
ニジイロクワガタの寿命は成虫になってから1年から1年半ぐらいと長命なのですが、その分成熟するのが遅い種類です。
成熟するには羽化してから概ね6~8ヶ月ほど掛かります。
ポイントとしては、成虫が後食を開始してから6ヶ月ほどを目安にするのがオススメです。
メスを産卵セットへ移すタイミング
成熟したオスとメスをペアリングさせた後、1週間ほど同居させればメスを産卵セットへ移してあげてください。
上手く交接していれば、産卵キットに卵を産んでくれるでしょう。
交接後のメスの状況は、元気にゼリーなどのえさを食べていれば問題ありません。
えさをあまり食べていなかったり、あまり動きを見せない場合は慎重に様子を伺い、1ヶ月ほどしても産卵していなければ失敗したと判断してください。
ペアリング時の注意点
オスメスともに成熟し、知識がないままペアリングをしてしまうとオスがメスを攻撃して大変なことになる場合があります。
ニジイロクワガタはあまり気性が荒い方ではないのですが、ちらほらそういう話を聞きますので注意は必要です。
対策としては、ペアリングさせるケースはメスが逃げるスペースを確保するために中くらいの大きさのものを選ぶことと、樹皮や木ぎれを多めに入れてメスの逃げ場を作ってあげるとメスが逃げやすい環境になりますので忘れずにセットしてあげてください。
まとめ
ニジイロクワガタは成熟するまでに時間が掛かりますのでじっくり待ってからペアリングを行ってください。
あとはペアリング後にメスのケアをしっかり行い、別のケースに移してあげましょう。