ある朝、飼育ケースの中を寝ぼけ眼でのぞくと、不思議な物体が付着していたって経験はないですか!?
その不思議な物体の正体は、なんと小さなダニなのです。
ゲッと思った人もいるかもしれませんが、リーズナブルに賢く駆除できる方法を紹介したいと思います。
オオクワガタの体になぜダニがつくの?
ダニが発生する大きな理由は、適度な湿り気があるからです。
オオクワガタだけではなくクワガタに群がるダニは、ケナガコナダニとクワガタナカセの2種で人体に悪影響はありません。
どちらも白っぽい体色をしているため、黒い体に付着すればすぐに分かります。
非常に小さく体の周辺でよく目にすることができるので、パッと見はおがくずと勘違いしてしまうかもしれません。
これらのダニはクワガタの体液を吸っており、生命を脅かすようなことは考えられません。
しかし、大量に発生してしまった場合は呼吸器を塞いでしまうことがあります。
また、見た目や衛生面のことを考えて駆除するほうが適切でしょう。
付着したダニを駆除するには?
ネットで検索すればいろんな方法が紹介されていますが、とても簡単な方法を示します。
準備するものは2つ、砂と飼育ケースです。
ただし、砂は粒子があまりにも細かいと呼吸ができなくなってしまうおそれがあります。
また、海砂を利用したものもオオクワガタの体にとっては悪影響となってしまいます。
ですから、アクアリウムで使われているような砂を準備し、しっかりと乾燥させておきましょう。
この砂を飼育ケースに入れて、ダニが付着したオオクワガタを入れます。
様子を見ながら砂の中に潜らないようであれば、埋めてあげましょう。
すると、翌朝には体に何も付いていないオオクワガタの姿を目にすることができます。
砂は酸素の透過性が悪いため耐え切れなくなったダニは、オオクワガタの体から落ちてしまうのです。
まとめ
まさかクワガタの体にダニが付着することがあるとは知らなかったので、ビックリしました。
でも、それほど大きな負担をかけることなく簡単にダニを駆除することができますので、もしもの時はお試しください。
ホントに生き物を飼うってことは、意外なことの連続なのでしょうね。