温度管理が難しいとされるミヤマクワガタですが、繁殖にチャレンジしている方も多いですよね。
成虫の場合は16℃~20℃、産卵期に入ったら18℃~23℃が適切な温度帯ということが言われていますが、では、長い幼虫の期間を経てようやく蛹になったミヤマクワガタの場合は、どのような温度帯に設定にしたらよいのでしょうか。
蛹の期間はミヤマクワガタにとってたいへんデリケートな時期になりますので、些細な環境の変化さえもダメージとなる場合があります。
ようやく蛹になったミヤマクワガタを無事に羽化させるために、温度帯には注意を払わなくてはなりません。
蛹の適切な温度帯には様々な説があり、どうしたらよいか分からなくなっている方もいることでしょう。
少しでもアドバイスになれば幸いです。
ミヤマクワガタの蛹について
蛹の期間は、それまでの姿形をがらりと変えることになる大切な時期です。
体内の組織を変換させることから、ミヤマクワガタにとってはたいへんな負担が掛かります。
温度帯に気を付けることは勿論のこと、他にも気を付けるべき点があります。
羽化させるために体液を滲出させますが、湿度が高いと乾燥が進まず羽化不全になる場合があります。
外的なショックを与えることも、羽化不全の恐れだけでなく、生命の危険にも繋がります。
温度管理と同時に湿度にも気を配らなければなりません。
デリケートな時期を大切に見守り管理することが重要です。
蛹の適切な温度とは?
ミヤマクワガタの蛹は、産卵期と同じく18℃~23℃で管理すれば羽化させることができると言われています。
ですが、26℃~28℃が適切との声や、18℃でも問題なく羽化したなど、地域や気候によって聞かれる声は様々です。
最初のうちは、あまり神経質にならずにチャレンジするのがよいかもしれません。
何度かチャレンジすると分かってくることもあります。
羽化するまでの期間は温度に比例しますので、温度が高ければ短い期間で羽化が可能です。
低ければ時間が長く掛かりますので、ミヤマクワガタにとってデリケートな期間を少しでも負担を軽くするためには、高めの温度設定が推奨されます。
まとめ
蛹の期間はデリケートな時期ということで、産卵からようやくここまで漕ぎ付けたという方にとっては緊張感が走りますね。
温度は地域や気候によっても異なるようで、近くのペットショップで聞くと安心できるかもしれませんね。