ミヤマクワガタは、お腹にある黄褐色の毛が目立つクワガタとして親しまれています。
そんな珍しいミヤマを自分の手で成長するところをみたい!と思い、オスとメスを飼って交配を試みる方もいるのでは?
とはいえ、デリケートな分、しっかりとした手順は知っておきたいもの。
今回は、その産卵方法と割り出しの仕方についてご紹介します。
産卵方法
温度を18~20度に保てる場所を確保できたら、産卵するためのセットを作ります。
飼育ケースLサイズ、黒土マット、転倒防止のための止まり木と昆虫ゼリー、新聞紙を用意してください。
作り方は、飼育ケースの7割ぐらいまで黒土マットを敷いて、押さえつけて固めます。
その上から同じ黒土マットを2〜3cmほど敷いてください。
これは固めなくて問題ないです。
その上に、転倒防止のための止まり木と昆虫ゼリーを置いてください。
産卵を終えたミヤマクワガタが生活できるようにするためです。
最後に新聞紙を間に挟んで蓋をすれば完成です。
そこに交配済みのメスを入れて、2ヶ月ぐらい待ちましょう。
幼虫が5~6匹見えていれば割り出しができます。
ちなみに5〜6匹としているのは、卵があまりに残っていると孵化するのに手間暇かかり、大変だからです。
割り出し方法
割り出しとは、マットの中に卵と幼虫がいくつあるかを確認する作業のことです。
まずは大きなタライにマットごと出していきます。
大きなタライがなければ似たもので大丈夫です。
そして、できるだけ潰れないようソッと出しましょう。
なかなか出てこない場合はケースを逆さにして、上から叩いてみてください。
マットが出てきたら、ムシスプーン、またはマドラーを使って、幼虫や卵をすくいましょう。
手でとっても大丈夫ですが、産まれたての幼虫は柔らかくて、デリケートです。
スプーンなどで捕ると潰れにくいため、オススメします。
全ての卵と幼虫が取れたら終わりです。
割り出しした後の幼虫は、個別に管理しましょう。
まとめ
様々な手順があり、大変ですがブリードすることの楽しみでもあります。
割り出しは他のカブトムシやクワガタと共通しているので、応用していただけると嬉しいです。