アカアシクワガタ幼虫を飼育するのに、どのようなマットを使用すれば良いでしょうか。
また、マットはどのように見分ければ良いのでしょう。
幼虫飼育のマットや見分け方を解説しますので、マット飼育時のお役立てください。
マットの見分け方は?
基本的にマットの実物を見た時に、黒っぽく見えるマットほど発酵が進んだマットです。
木の幹の内部の色がわずかにそれより茶色っぽい色をしているマットは、成虫飼育用の埋め込みマットです。
黒っぽいマットは、カブトムシやミヤマクワガタなど一部のクワガタ用マットです。
茶色と黒の中間色っぽいマットは、クワガタ用マットです。
アカアシクワガタ幼虫を飼育する場合のマットは?
幼虫を飼育する場合には、一般的には埋め込みマットではなくて発酵の進んだマットを使用する必要があります。
マットに産卵した場合は、産卵に使用したマットを使用すれば育てることは可能です。
国産オオクワガタなどの産卵木に産む種類のクワガタの場合は、埋め込みマットではなくて、もう少し発酵の進んだクワガタ幼虫飼育用とされているマットを利用する必要があります。
しかし、オオクワガタの幼虫は菌糸ビンを使うのが一般的です。
クワガタの中でも発酵の進んだマットを好む種類や、あまり発酵が進んでいないマットを好む種類がいます。
例えば、国産オオクワガタやシカクワガタなどは発酵浅めでも良いのですが、アンタエウスオオクワガタなどは発酵深めが良いようです。
マットのガス抜きとは?
発酵の進んだマットは、購入後再発酵を防ぐためにガス抜きと呼ばれる作業を行う必要があります。
ガス抜きをする理由は、再発酵が起こるとマットにガスが充満して温度が上昇したりします。
再発酵によるガスの充満や温度の上昇は、幼虫がマットの上に出てきてしまう原因にもなってしまいますので、ガス抜きはしておいた方が良いでしょう。
ガス抜きの方法は?
発酵マットを浅めの容器や新聞紙の上に広げて、マットを混ぜ日陰のような場所で風を当てて数日間置いておきます。
マットが乾燥している場合には加水してあげます。
数日経過後、開封後にあったような刺激臭がしなくなればガス抜きは終了です。
加水を施し幼虫飼育や産卵セットに活用してください。
まとめ
クワガタによって好みのマットが違うので、クワガタが好むマットを選択して飼育するようにしてあげましょう。