オオクワガタを育てていると、「羽化」や「成熟」という言葉をよく耳にすると思います。
そもそもその羽化や成熟とは、どのような状態のことをいうのでしょうか。
この記事では、オオクワガタの羽化と成熟について、まとめていきたいと思います。
羽化
羽化とは、さなぎの状態から成虫へと、脱皮、変態することです。
オオクワガタの他には、カブトムシや蝶など、さなぎから成虫になり羽がはえて飛べるようになる昆虫に、「羽化」という言葉はつかわれます。
成熟
オオクワガタの成熟とは、どんな状態なのでしょうか。
羽化した時点で成虫ではありますが、成虫になったばかりのころですとまだ未熟で、昆虫ゼリーなどの成虫用のエサをあまり上手には食べられません。
まだ羽も少し柔らかい状態であるかもしれません。
成熟の目安としては、成虫用のエサをよく食べる(吸う)ようになったこと、羽を広げて飛ぶような姿を見せること、などが観察している中で見られるころです。
成熟したかどうかの確認は、大きな意味をもちます。
未成熟の場合ですと、繁殖が難しい場合があります。
産卵自体が難しかったり、産卵はしても無精卵であったりと、なかなか良い結果が得られないことが多いそうです。
オオクワガタにはあまりないかもしれませんが、ほかの品種など場合によっては、オスがメスを攻撃してしまうこともあるようで、そのようにうまくいかない可能性が、成熟しているものに比べて多いようです。
一言でまとめると成熟は、「子孫を残せるようになった状態」ということでよいようです。
オオクワガタは他の品種のクワガタに比べて、成熟には比較的時間がかかるようです。
もちろん個体差も多少あります。
飼育環境に影響されることも多く、低めの温度で飼育していた場合は活動がゆっくりになる傾向にあり、成熟までより時間がかかる可能性も考えられるかもしれません。
まとめ
オオクワガタの成長を見るのは、飼育している人にとってはとても楽しみなことですよね。
成虫として成熟して、さらに子孫を増やして繁栄していけるように、成虫になったあともよい環境で見守っていきたいですね!