オオクワガタの飼育には、菌糸ビンを用いることが多くあります。

幼虫の頃から蛹化と、数ヶ月にわたって過ごす菌糸ビンには、取り扱いの注意点もあります。

この記事では、オオクワガタの蛹化と菌糸について、みていきたいと思います。

菌糸ビンとは

オオクワガタ 蛹化 菌糸

菌糸ビンは、オオクワガタの幼虫の家でもあり、「エサ」でもあります。

きのこの菌が含まれており、これらの栄養を摂ることで、マットなどで飼育するよりも大きく育つとされています。

菌糸ビンの使い方

菌糸ビンを購入したら、1日程度、飼育するときに菌糸ビンを置く場所に置いておきましょう。

これは、菌糸ビンにオオクワガタの幼虫を入れる前に、飼育する場所の温度や湿度にあわせておくためです。

気温や湿度の変化が大きくない場所を選ぶようにしましょう。

環境がととのったら、清潔なスプーンなどを使い幼虫をビンに入れます。

すると幼虫が自ら、ビンの中に潜っていくでしょう。

その後は、外から刺激を与えないように、触らず静かにおいておきましょう。

きのこの菌が含まれていますから、きのこが生えることがあります。

きのこが生えると、きのこの成長に栄養を使われたり、通気が悪くなったりするので、見つけたら取るようにしましょう。

余談ですが、菌糸ビンに使われるきのこの菌は、「オオヒラタケ」などの菌が多いそうです。

オオヒラタケは食べられますが、他の食べられないきのこの菌が付着している可能性もあるため、食べないようにしてくださいね。

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蛹化していたら交換しない

菌糸ビンは、同じものを使い続けられるわけではありません。

およそ2ヶ月程度で交換を考えるのが良いようです。

幼虫の排泄物などにより黒ずんだり、水分が溜まってきているような場合には、交換するときでしょう。

しかし蛹化している場合には、基本的には交換しません

動かさないように、そっとしておきましょう。

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ただ、水が多く溜まっていたり、菌糸が変色しているようなときには、人工蛹室に移行するのが良いようです。

人工蛹室は、園芸用などのスポンジを蛹より一回り大きく彫り、そこに蛹を入れます。

そのスポンジごとプリンカップなどに入れ、通気孔をあけたふたをしておきます。

まとめ

オオクワガタを育てるのに、菌糸ビンはよく使われるものです。

注意点を意識して、大きく育ててあげたいですね!

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