ヒラタクワガタをブリードする時には、どのようなポイントがあるのでしょうか。

そして、クワガタは種類により寿命に違いがありますが、ヒラタクワガタ の寿命はどれくらいなのでしょうか。

ブリードのポイントと寿命についてお伝えします。

ヒラタクワガタのブリードのポイントは?

ヒラタクワガタ ブリード 時期

幼虫から羽化直後は、直ぐに餌を食べることはしません。

成虫が餌を食べ始めることを後食(こうしょく)と言います。

成熟具合の目安になり、ヒラタクワガタは後食後3ヵ月以上が成熟の目安になります。

成熟しきっていないと共寝をしない場合があります。

産卵セットは黒土マット・完熟マット・くわマットを使います。

産卵セットの温度管理は、およそ25℃~27℃が理想的です。

割り出しは、飼育ケースの側面と底面から幼虫が見え始めてからするのが最適です。

幼虫飼育は菌糸ビン(EP1100)がお手軽で、早めの羽化が期待できます。

幼虫飼育期間は温度管理はおよそ23℃~25℃で10ヵ月~12ヵ月前後、常温の場合にはそれ以上かかります。

蛹(さなぎ)の期間は安静にしておいて、羽化後もしばらくはそのままにしておきます。

などのことが、ヒラタクワガタのブリードのポイントになります。

スポンサードリンク

クワガタの寿命は?

コクワガタとオオクワガタが孵化後からはおよそ3年~4年で、成虫後からだとおよそ2年~3年

ヒラタクワガタとスジクワガタが孵化後からはおよそ2年~3年で、成虫後からだとおよそ1年~2年

ノコギリクワガタとミヤマクワガタとマルパネルクワガタが孵化後からはおよそ2年~3年で、成虫後からだとおよそ3ヵ月~4ヵ月

ルリクワガタとオニクワガタが孵化後からはおよそ1年~2年で、成虫後からだとおよそ2週間~1ヵ月

です。

クワガタの寿命の特徴について

長生きするクワガタはオオクワガタとコクワガタで、ヒラタクワガタとスジクワガタも比較的長生きします。

これらのクワガタは、幼虫期間が長くてオオクワガタは幼虫で3度の冬越しした3年型である個体もいるそうです。

また、成虫になってからも冬眠をして越冬するので、孵化してから5年近く生きる個体もいます。

平均的な寿命のクワガタはノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ・マルバネクワガタで、成虫になった年に冬越ししないで寿命を迎えます。

幼虫の期間は長生きするクワガタと同じくらいなのですが、成虫になって越冬しない分長生きするクワガタより早く寿命を迎えます

ノコギリクワガタは羽化してもその年には活動しないで越冬して、翌年の初夏から活動して寿命を迎える1越型になります。

短命なクワガタは最も寿命が短い品種では、成虫後およそ2週間~2ヵ月で寿命を迎えてしまいます。

ルリクワガタやオニクワガタなどあまり一般的には飼育されていない、標高の高い場所に生息している種類が短命なクワガタになります。

まとめ

クワガタと言ってもさまざまな種類のクワガタがいて、寿命も短命~長命のものと幅があるので、クワガタを飼う時の品種選びの参考にして下さい。

スポンサードリンク