アカアシクワガタのメスの特徴はどのようなところにあるのでしょうか。

そして、国産クワガタのメスの見分け方についてまとめたので、採集した時の参考にして下さい。

アカアシクワガタのメスの特徴は?

アカアシクワガタ メス

アカアシクワガタのメスの体長はおよそ23mm~36mmくらいです。

コクワガタに近い種類ですが、標高が高い場所を好みますが本州から九州にかけては山沿いの平地にも生息し、北海道では平野でも生息しています。

体全体に鈍い黒褐色の光沢があります。

ただし、コクワガタよりも若干光沢があって、背中の翅に顕著(けんちょ)筋が見当たりません。

また、身体を裏返しにすると脚の付け根が赤いので簡単に識別することができます。

また、同じ赤褐色のノコギリクワガタとの違いは体の丸みの他に、コクワガタやオオクワガタの仲間のアカアシクワガタは、頭部に左右1対のコブ上の突起があることから識別ができます。

国産のクワガタのメスの見分け方は?

  • アカアシクワガタ

体を裏返すと脚の付け根が赤いです。

前胸背板と上翅は光沢がありませんが、ザラザラ感は無くてツルっとしています。

他のクワガタのメスと違い頭部に突起がありません。

  • オオクワガタ

体全体的に光沢が強くて特に前胸背板の光沢は、ニスを厚く塗ったように光沢があります。

上翅に点刻列が強くて明確です。

  • ヒラタクワガタ

形はオオクワガタに少し似ていますが、上翅の点刻列が弱くて頭部に突起がありません。

コクワガタとも似ていますが、ヒラタクワガタのメスは前脚の頸節の太い・上翅の光沢ある・頭部に突起が無いです。

さらにヒラタクワガタのメスは頭部から前胸背板にかけ円を描くように体が同一線上にあるのに対して、コクワガタのメスは体のラインが雪だるまのような段付きで同一線上ではありません。

  • コクワガタ

前胸背板に光沢がありますが、上翅はくすみます。

  • ヒメオオクワガタ

前胸板背板下部が斜めに上がっているのでハート型です。

頭部が垂直になっています。

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  • ネブトクワガタ

体が小さく上翅には鮮明な点刻列があります。

前胸背板は光沢がなくてざらついた感じです。

  • スジクワガタ

コクワガタにとても似ていますが、上翅に鮮明な点刻列があります。

複眼下の部分がコクワガタに比べて盛り上がっています。

前胸背板に光沢があります。

  • ノコギリクワガタ

体全体的に光沢はありません。

茶色の体色をしています。

前足の頸節が太いです。

頭部の幅が狭くて前胸背板を含めて三角形に見えます。

  • ミヤマクワガタ

他のクワガタのメスに比べると顎が太いです。

腹部には金色の微毛が密生しています。

頸節が太いです。

頭部と前胸背板のバランスが雪だるまのようになっています。

国産クワガタのメスの大きさの違いは?

  • アカアシクワガタ・およそ23mm~36mm
  • オオクワガタ・およそ25mm~50mm
  • ヒラタクワガタ ・およそ19mm~42mm
  • コクワガタ・およそ18mm~33mmm
  • ヒメオオクワガタ・およそ26mm~42mm
  • ネブトクワガタ・およそ14mm~27mm
  • スジクワガタ・およそ14mm~20mm
  • ノコギリクワガタ・およそ25mm~38mm
  • ミヤマクワガタ・およそ25mm~40mm

と、大きさの違いがあります。

まとめ

クワガタのメスも種類によって特徴や大きさが違います。

それぞれの特徴や違いを覚えておくと、採集した時にみて直ぐに分かるので便利だと思います。

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