難易度が高いとされるミヤマクワガタの飼育を成功させる方法といえば、皆さんはもうご存知ですよね。
最大限に気を付けるべきこと、それは飼い主が適切な温度管理に気を配ることです。
基本的にミヤマクワガタは、標高の高い涼しい場所に生息しています。
その環境になるべく近づけてあげることが原則となります。
温度と同じく重要になってくるのが水分量の管理です。
ゲージ内のミヤマクワガタが生息する土台の部分は、適切な水分量を保てるものでなくてはなりません。
ミヤマクワガタを飼育する土台となる土ですが、ホームセンターやペットショップなどで販売されています。
ここでは、その説明や飼育方法をお教えしたいと思います。
飼育の土の役割をするマット
ホームセンターや、クワガタを扱うペットショップへ行くと、飼育用の専用土というのが売られています。
この土、いわゆるマットに水を含ませてゲージ内の乾燥を防ぎます。
ミヤマクワガタにとっては、大切な水分補給になります。
このマットですが、ミヤマクワガタの場合は黒土タイプを選びます。
微粒子タイプがお薦めですが、見つからなければ細かなふるいにかけて使います。
マットは園芸用の黒土ではいけないのかという質問をたまに受けますが、農薬や雑菌が混入している可能性があり、あまりお薦めはしません。
産卵や繁殖目的ではなく、ただ鑑賞用に成虫を飼育したいのであれば、気軽な飼育方法として使ってみてもいいかも知れません。
産卵や繁殖目的の場合には、きちんとした清潔なマットを購入するようにしてください。
産卵用の完熟マットというのも売られています。
初心者には使い勝手がよく便利です。
土の温度は何℃?水分量の目安となる方法とは?
暑さに弱いミヤマクワガタの成虫にとって適切な温度は16℃~20℃、産卵や繁殖の場合は18℃~23℃と言われます。
ゲージ内を、涼しく水分量が保たれた環境にしてあげることが大切です。
温度調節のためにはエアコンを使用する方法が一般的ですが、どうしても室内が乾燥してしまいますので、水分量は足りているかどうかをこまめにチェックする必要があります。
尚、水道水には塩素が含まれているので、気になる場合はカルキ抜きを行います。
水分量の目安ですが、手で握った時に水が垂れないこと、その手を開けるとお団子状になっていて、少し触ると崩れるくらいの感覚です。
まとめ
いかがでしたか。
土は飼育に合ったものが色々と売られていますので、店員のアドバイスを受けると安心できますね。
水分量の目安は参考になりましたか?
実際に飼育が始まると思うとワクワクしますね!