ニジイロクワガタは他のクワガタに比べて飼育しやすく、卵を産む数も多いとされています。
産卵時は1日で全て産むのではなく、1ヶ月程かけて沢山産みます。
1ヶ月で80個以上も産卵した例もあるようですので、期待は大きいですね。
産卵セットを準備しよう
ニジイロクワガタに産卵させたいとお考えの方は、もう色々お調べになっているかもしれませんが、産卵に必要な産卵セットについておつたえします。
オスとメスを単純にいつも飼育しているケースに同居させているだけでは、産卵させることは難しいです。
産卵には、産卵用のケースを準備する必要があります。
産卵に必要なもの
- ケース(中~大)
- 埋込マット(ニジイロクワガタは発酵マット)
- 産卵木
- 高タンパクゼリー
ニジイロクワガタは、マットにも産卵木にも産卵します。
産卵の際は体力を使いますので、防腐剤等が入っている安価な餌は与えず、栄養価が高く質の良いゼリーを与えましょう。
できれば産卵させる前、飼育している段階から質の良い食事を与える様にしましょう。
温度や湿度は産卵に適している?
ニジイロクワガタは、オーストラリアが原産のクワガタです。
23-25度の温度を好み、20度を下回ってくると活動が低下します。
また30度を超える高温でも飼育には向きませんので、産卵させるとなれば尚更温度管理はしっかり行うことが大切です。
埋込マットの水分量ですが、マットを握った時に水分が染み出てこない程度でマットがしっかり固まるくらいが良いでしょう。
水分が少なすぎると、たとえ産卵したとしても、卵の成長過程で水分不足により亡くなってしまう場合があります。
ペアリングはうまくいっているか?
オスとメスを同居させペアリングさせます。
できればうまくいっているかしっかり確認することが好ましいです。
ハンドペアリングといって、人間が手伝う方法もあります。
ペアリングができていない場合は、そもそも卵を産みません。
また、産卵するにはオスメス共に成熟している必要があります。
成虫になったばかりのものでは産卵できない場合もありますので、成虫になって初めて餌を食べてから3ヶ月後を目安にしてペアリングを行ってください。
餌をしっかり食べているかも大切です。
食欲旺盛なものの方が体力もありますので、産卵に向いています。
まとめ
ニジイロクワガタは飼育しやすいとされていますが、やはり産卵となればしっかり環境を整えることがとても大切です。
今回書いたことは基本的なことですが、卵を産まないことに悩んでいる場合は、一から飼育環境を見直してみることも解決策の一つです。