オオクワガタは近年の飼育・繁殖技術の向上と確立により初心者でも始めやすい品種と言えます。
もともと丈夫で寿命も長いと言われるオオクワガタは夏の高温にも比較的強く、温度環境を整えると冬季でも越冬できます。
寒さに弱いとされる熱帯地方原産の海外種などに比べても、寒冷地を除けば室内での常温でも飼育が可能です。
オオクワガタの寿命は成虫で2~3年(長い個体で4~5年)くらいと他の品種に比べて長寿と言えるのではないでしょうか(品種によっては数か月で寿命)。
したがって長く飼育を楽しめることが出来ます。
また産卵させやすいので累代飼育(何世代にも亘り代を重ねて飼育すること)にチャレンジする方にお勧めできます!
比較的丈夫で、飼育のし易さからオオクワガタはクワガタ飼育の登竜門と言えますね。
餌を食べない原因と対処法は??
オオクワガタの餌の摂食不良は基本的に成虫期に発生します。
原因は大きく分けて
- 羽化して間もない
- 餌が好みでない
- 飼育環境が不衛生である
- 冬眠(越冬)の準備をしている
事が挙げられます。
先ずオオクワガタは成虫として地上に出た時から直ぐに餌を食べることはありません。
これには理由があり、地上に出て来た時はオオクワガタの外見は完成されていても中身は成熟してはいないということです。
また羽化した時から1週間位は、自分の身体に栄養を蓄えているので十分生きていけるようです。
そして見落としがちなのがオオクワガタの好みです。
基本的には昆虫ゼリーを与えていれば問題ないのですが個体によっては、ゼリーのような個体ではなく液状タイプのものを好む個体もいるようです。
もしゼリーを食べない場合は液体タイプを試してみましょう。
飼育環境は常に清潔にしましょう。
腐ってしまった餌を放置するのはもってのほか!
乾燥させずぎもNG!
定期的にマットを入れ替え、通気性の良いケースで日陰において管理しましょう。
毎日ケース内を観察して、上手にケース内を管理していれば決して不衛生になることはありません!
クワガタは種類にもよりますが、越冬することで2年~3年生きる個体も珍しくありません。
基本的に冬眠(越冬)に入る前のオオクワガタは体力温存のために活動を抑え、餌も食べなくなります。
まとめ
オオクワガタが餌を食べ無くなるのには理由があります。
原因を突き止めて正しく対処すれば、大事なクワガタを弱らせることはありません!
普段から観察の目を向けることで不測の事態を未然に防ぎましょう。
最低でもケース内の衛生状態を常に最善のものにし、オオクワガタにとって食欲が増すような快適な環境を提供していきましょう。