オオクワガタは近年、外国産のクワガタ・カブトムシが流入しているなかでも根強い人気を誇り『飼育したいクワガタランキング』では常に上位に入る人気品種です。
オオクワガタは普通に飼育するだけでも十分楽しめますが楽しみ方は人それぞれ、あなたはどんな楽しみ方を選びますか?
例としては購入したオオクワガタの産地にこだわる飼育があります。
相変わらず天然物の希少性が高いオオクワガタですが、店頭で売られているものの中には稀に「野外採集個体」なるものが販売されることもあります。
もちろん野外で捕まえたものなので天然物である可能性が非常に高く販売価格も数万円~(場合によっては100万越えも?)単位で取引されることもあるようです。
そして次の楽しみ方はオオクワガタの『大きさ』に拘った飼育です。
オオクワガタは7cmを超えてくると希少性が高いとされ、高値で取引されることがありました。
【黒いダイヤ】と呼ばれた時代もありましたが、現在では菌糸ビン飼育の発達により8cm越えも珍しくない状況となっています。
他にも色々楽しみ方がありますが、とにかくオオクワガタ飼育は奥の深い世界だということが分かりますね。
オオクワガタの産卵は?その方法とは?
オオクワガタは一般に『材産み』とよばれる方法で産卵します。
材産みとはクヌギやコナラなどの朽ち木に産卵することを指し、オオクワガタを産卵させる場合に必要となる材料です。
プラケース飼育の場合は産卵木(朽ち木)をマットで埋めて、その周りにゼリーなどを設置しオオクワガタの好む環境を整えていきます。
先ず、成熟済みのメスとオスをペアリングさせます。
その後、産卵木を埋めた飼育ケースにメスを入れます。
約1か月後、様子を見て産卵行動(産卵木を削ったり、産卵木に潜る)が見られたら一度メスを取り出します。
更に1ヶ月様子を見て、産卵木の中に幼虫がいたら産卵は成功!
幼虫を産卵木から割り出します。
割り出した幼虫は、大きさに合わせて菌糸育成用の瓶に入れたりマットを入れたカップなどに移します。
オオクワガタの産卵に必要な餌は??
基本的に成熟したメスとオスをペアリングさせる1週間前くらいのタイミングで、タンパク質が豊富な高タンパクゼリーを与えるようにするとよいでしょう。
特にメスは産卵時に体力を使いますので、しっかりと高タンパク質を補給しておきましょう!
高たんぱくゼリーはペットショップなどでも手軽に入手することが出来ますので、購入後は開封しケース内に静かに置いてあげましょう。
オオクワガタ自ら近寄り食べてくれます。
ゼリーの設置場所は基本的にケース中央、産卵木付近で構いませんがなるべく容器は水平に置ける場所にしましょう(傾いていると中のゼリーがこぼれてケース内が汚れてしまします)。
まとめ
オオクワガタの産卵はメスにとって著しい体力消耗を意味します。
この大事にな時期に良質な高タンパク質を取ることによって、しっかりと産卵させることが飼育者としての腕の見せ所と言えます。
うまくペアリングさえいていれば、あとは適切な栄養管理と温度等の環境管理を怠らなければ必ずうまくいくはずです!
十分にオオクワガタを観察し、最善の産卵環境を整えてあげましょう!