孵化してからの昆虫は、長い間土中にいることがあります。

セミなどはその代表で、何年もの間土中で過ごしますね。

野生のヒラタクワガタは、1年くらいは土の中で過ごすそうです。

飼育しているヒラタクワガタはどうでしょうか。

調べてみました。

幼虫が土中で過ごす期間はどれくらい?

ヒラタクワガタ 幼虫 期間

幼虫は2回程脱皮をして成長します。

その段階で1令幼虫、2令幼虫、3令幼虫と呼んでいます。

頭の大きさが脱皮の都度大きくなりますが、体の大きさは環境や餌の状態で大きくも小さくもなります。

頭の大きさは脱皮すると2倍くらい大きくなっています。

最初の令数ではどのくらいの大きさ?

孵化したての幼虫は数ミリほどの大きさです。

ヒラタクワガタはほぼ1年を幼虫で過ごすので、2回の脱皮で大きければ6㎝を超える大きさになります。

10倍以上大きくなるのですね。

2回の脱皮ということですが、マニアの人はマットを交換するときに体重を計ったり、大きさを見たりしています。

マット交換は頻繁には行いません。

あまり頻繁にすると、幼虫が警戒して餌を食べなくなるからです。

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大きくなった幼虫で気を付けること

脱皮のたびに大きくなるヒラタクワガタですが、大きくなると当然餌を食べる量もたくさんになります。

小さいからと気を許していると、飼育ビンやケースの中がフンでいっぱいになっていたということも出てきます。

フンの色はマットや菌糸の食した後と変わらない色でした。

ただ形状がコロンとしたものになっているだけなので、よく見ないと気が付かないかもしれません。

ですから1年の間、菌糸ビンやマットを頻繁に交換しない代わり、観察を怠ると残念な結果になってしまいます。

幼虫はいつもマットや菌糸の中にいますが、餌がなくなったり、ビンの環境が悪くなると上に出てくるようです。

その時は気を付けて、交換をしてやりましょう。

孵化と羽化の季節は?

成虫が交接するのは夏です。

卵が幼虫になるまで1か月くらいかかります。

それから羽化まで、1年くらいを土中で過ごします。

飼育下では温度調節などをしますので、夏でない季節に羽化することもあります。

羽化してもすぐにマットの上には出てこないで、マットの中でじっとしていることもあるようです。

まとめ

昆虫は苦手ですが、調べていくうちになぜ飼育にはまっていくのだろうという謎が解けてきました。

自分の手で自然下より大きく育てるという醍醐味ですね。

傷のないきれいな個体と、長生きなヒラタクワガタを育てること。

生き物を育てていると情が移りますが、こんな小さな昆虫でもかわいらしくなってくるものですね。

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