ヒラタクワガタは、クワガタ虫科のドルクス属亜種です。
更に日本には12種の亜種がいます。
トクノシマヒラタ、サキシマヒラタ、ツシマヒラタ、ゴトウヒラタクワガタなどが有名なところです。
ヒラタクワガタは通常多頭飼いはしません。
メス、オス関係なく、闘争心むき出しの気の荒さがあります。
ヒラタクワガタオスの多頭飼いはできない訳
そもそも、クワガタの飼育にはそれほど場所を取りません。
あえて、多頭飼いする必要もないですよね。
ヒラタクワガタは日本にいる種は外国の品種に比べて比較的大人しいですが、十分な餌がなかったり、雌が近くにいなかったりすると、ストレスをためてしまいます。
また雄同士が近くに居れば、縄張り争いが勃発します。
ヒラタクワガタのオスは向かい合うだけで、争いを始めてしまうような喧嘩っ早い性格です。
また攻撃能力も高いのです。
どうしても一緒に飼う場合には仕切りを作り、十分な餌を与えます。
また隠れるスポットをあえていくつか作ることで、多頭飼いを成功させているケースもあります。
だからと言って、問題がないとは言えません。
ヒラタクワガタのオスは基本一頭飼いです。
ヒラタクワガタ亜種のうち半数は、南西諸島や離島に生息しています。
また朝鮮半島の影響を強く受けているといわれています。
クワガタはまだ研究の歴史が浅く、あまり進んでいないため、アマチュア研究家には格好の題材になります。
天敵との関係や生態系に果たす役割、飛行距離、必要な水分、種による寿命比較のデーターは、存在していますが、極めて少ないのです。
まとめ
クワガタ全体を見渡したときに、その2/3は東南アジアに生息しています。
インドやオセアニアもついで多いです。
南米は何故か、カブト虫の分布は多いのに、クワガタの大型種は確認されていません。
日本には1500種のうち、39種がいます。
カブト虫は多頭飼いが可能ですが、クワガタは一部のコクワガタを除き、多頭飼いには向いていません。
多頭飼いで、争いが起こらない環境づくりのデーターも少ないので、環境の整え方の資料も欲しいところです。