カブトムシやクワガタは、昔から大変人気が高い甲虫であることは誰もが知っています。
ですが、どの個体も体の色は黒っぽく、体の形や顎や角の形には魅力があるかも知れませんが、派手さはありません。
ところが、海外には「世界一の美しさ」といわれるニジイロクワガタがいます。
ニジイロクワガタの採集とスポットについて調べます。
ニジイロクワガタの採集
ニジイロクワガタは、本来国内では生息していない種類の甲虫の様です。
そのニジイロクワガタが、約10年前に岡山県の林で見つかったそうです。
ですが、①生息地は海外で、持ち出し(輸出)禁止の甲虫に指定されていること、②日本国内の自然な気候環境では、越冬ができないことなどから、飼育されていた個体が逃げ出した可能性が高いと判断された様です。
日本国内の自然環境の中では、ニジイロクワガタはほかの種類の甲虫と違い、日常的に目にするどころか、採集など望めないといわれています。
ニジイロクワガタが自然環境の中で生息している地域は、オーストラリアのクイーンズランド、ニューギニア南部など)の様ですが、その数は減ってきている傾向の様です。
どちらも国外への持ち出しが禁止されていたり、採集なども禁止されているなど、とても大切にされているということです。
ニジイロクワガタのスポット
ニジイロクワガタが自然環境の中で生息しているスポットは、オーストラリアのクイーンズランド、ニューギニア南部など)の様ですが、その数は減ってきている傾向の様です。
ニジイロクワガタのスポットとして有名な場所は、間違いなくこの辺りの様ですが、国内でも飼育されていた個体が逃げ出して、例えば、沖縄など、南にある地域で繁殖している可能性は否定できないと考える人もいる様です。
今、昆虫に限らず、あらゆる外来種が国内で発見されている事実から考えると、近い将来、国内でもニジイロクワガタの発見が報告されるかも知れないということです。
そして、その確認された地域が、将来「スポット」となりうることもあるのではないかと考えられている様です。
まとめ
調べによると、ニジイロクワガタは、国内には生息していない種類のクワガタでしたが、「見つけた」という記録はありました。
今は、たった1頭が見つけられただけで、それ以上の「採集もスポットもない」ということが一般的ですが、見つけた記録があるということは、今後「生息(繁殖)→スポット」となりうることもあると考えられます。
現在では、外来種が国内に定着する昆虫類が増え、在来種が脅かされていると耳にします。
もしかしたらニジイロクワガタも、原産地域と気候が似ている地域では、定着してしまうのではないかと思えます。
国内で採集できる甲虫の種類が増え、それがニジイロクワガタであったら、どれほど喜ぶ人がいるだろうと考えますが、在来種が脅かされるとしたら、それは良くないことであり、複雑な気持ちになりました。