ニジイロクワガタのホワイトアイは、その言葉の通り、「眼の白いニジイロクワガタ」という意味です。

甲虫の眼は、ほとんどが黒色の様ですが、まれに白色の眼の個体が現れるということです。

なぜ、白色の眼の個体が現れるのか、調べてみます。

甲虫のホワイトアイ

ニジイロクワガタ ホワイトアイ

皆さんは、「アルビノ」という言葉を聞いたことがあると思います。

アルビノとは、人を含む全ての生き物に突然変異的に現われる「メラニン色素がない個体を指す」といわれ、一般的に「眼が赤い」という共通点がある様です。

哺乳類を中心に起きる「眼が赤い」という現象が、甲虫の場合は「眼が白い」という現象と同じだということです。

眼が白い甲虫は、大変希少価値が高く、高値で取引されるために、人為的に(故意に)眼球を濁らせる(傷付ける)などの「虐待」とも取れる行為によって「アルビノの個体」と称して出回ったこともあるそうです。

当然ながら、ペアリングをして子供が孵化したら、分かってしまうことなのですが、その個体を最後まで飼育し続けた場合は、「ホワイトアイ」と思い込んだままということもある様です。

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ニジイロクワガタのホワイトアイ

ニジイロクワガタのホワイトアイは、やはりほかの甲虫や生き物と同じ、「突然変異=アルビノ」と呼ばれるものの様でした。

ホワイトアイの個体を繁殖させたい場合は、卵を産むペアがホワイトアイであれば、絶対的にホワイトアイの子供が誕生するということです。

一般的に、ホワイトアイが誕生する条件は、学校で習った「遺伝」の仕方と同じ様です。

アルビノは眼が白い(=ホワイトアイ)ので、その個体を「WW」で表し、普通の眼を持つ個体を「BB」と表した場合、次の様に遺伝するそうです。

 

・WW×WW=100%白色

・WW×WB=75%白色

・WB×WB=50%白色

・WW×BB=100%黒色

 

この様に、親世代が持つ遺伝子の影響で、「ホワイトアイのペアからは、必ずホワイトアイを持つ子供が誕生する」とは生物学上のことですが、ペアの組み合わせによって、次世代の子供のホワイトアイの確率が変化する様です。

ペアがホワイトアイだったにもかかわらず、そうではない子供が生まれた時は、人為的操作を疑わざるを得ない気持ちになる様です。

まとめ

ニジイロクワガタのホワイトアイは、アルビノの個体を指す呼び名でした。

昔、学習した「メンデルの法則」に従えば、「アルビノの親からはアルビノの子供が誕生する=ホワイトアイの親からはホワイトアイの子供が誕生する」という訳ですが、その希少価値の高さから、故意に眼球を傷付け、眼を白色に濁らせるなど、残酷な歴史があることが分かりました。

ニジイロクワガタのホワイトアイは、親世代のどちらか一方がホワイトアイであれば、ペアリングによってホワイトアイの子供を誕生させる確率が0%ではない様ですので、挑戦し続ける飼育者もいる様ですが、早くホワイトアイの誕生を確認したい飼育者は、ホワイトアイのペアを手に入れるそうです。

ホワイトアイの誕生にかかわった飼育者からは、「しっかりとした販売人(ショップ)を選んでほしい」と呼びかける声がたくさん見つけたのにも驚きました。

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