菌糸瓶を使用する時や、交換をするタイミングが良く分からない方もいるかと思います。
交換するタイミングを間違えると、まだ食べられる状態で捨ててしまったり、幼虫にとって良くない環境のまま菌糸瓶を使用してしまったりと幼虫を弱らせてしまう原因にもなり兼ねません。
今回は幼虫飼育で必須と言っても良いほど大事な、菌糸瓶の交換についてご紹介していきます。
菌糸瓶の使用できる状態とは?
菌糸瓶は購入後すぐに幼虫を入れてしまうと、幼虫からするといきなり違う環境に放り込まれてしまうようなもので、最悪のケースだと菌糸を食べられずに亡くなってしまったり、菌糸が劣化してしまう恐れがあります。
まずは直射日光が当たらない場所、もしくは幼虫を飼育する環境に設置します。
次に飼育するクワガタムシ(今回はニジイロクワガタ)に適した温度で管理してください。
その状態で丸1日ほど経過すると概ね使用できる状態になりますので、それから幼虫を入れる穴を開けて幼虫を移してあげてください。
菌糸瓶の交換時期について
幼虫を移したあと、幼虫が成虫になるまでに何度か菌糸瓶を交換しなくてはいけません。
交換判断として、菌糸瓶を見た時に黒い部分(幼虫のフン)が半分以上になったとき、菌糸が縮んで隙間で出来たとき、瓶の底に水が溜まってきたとき等があります。
この3つの要素の内、1つでも確認できたら交換してください。(概ね3ヶ月ほど)
注意点として、幼虫が外側でなく内側を食べ進んでいた場合、瓶の周りが黒くなりにくい状況がありますので、蓋を開けて中を確認することも忘れずに行ってください。
菌糸瓶の交換方法について
現在、菌糸瓶で幼虫を飼育している状況で交換する場合、幼虫を傷つけないようにスプーンなどを使って菌糸瓶の中を掘っていきます。
幼虫を発見したら細心の注意を払いながら、幼虫を新しい菌糸瓶に開けた穴の中へそっと移してあげてください。
あとは幼虫が元気に菌糸瓶の中へ潜っていけば交換完了です。
まとめ
菌糸瓶を交換する際は、幼虫に適した環境に菌糸瓶を馴染ませてから幼虫を移してあげることが重要です。
上記で記載した交換の兆しをマメにチェックして、交換時期を見逃さないように注意してください。