ニジイロクワガタの蛹の時期はとてもデリケートであることは記しましたが、具体的にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
まずはむやみやたらと触らないこと。
飼育ケースを揺さぶることもNGです。
落ち着いた環境の元で管理する必要がありますね。
それにはやはり重要になるのが温度管理です。
他のクワガタと同様に、適切な温度帯をしっかりと守りましょう。
湿度についても同じく気を付ける必要があります。
水分が不足して羽が不完全になってはいけません。
ニジイロクワガタの蛹の適切な温度と湿度についてお教えします。
蛹の適切な温度とは
ニジイロクワガタの飼育法や好む温度帯は、他のクワガタとそれほど変わりませんので、平均して22~24℃くらいの温度を保つようにします。
前蛹状態まではおよそ3~4週間程度、蛹から羽化するまでは3~6週間程度といったところでしょうか。
前蛹から1~2週間程度で蛹の状態になるのが一般的ですが、温度が25℃を超えた場合には、前蛹の期間、蛹の期間ともに短縮される傾向にあります。
デリケートな期間を早く経過するということは、ニジイロクワガタにとっても飼育者にとっても負担が少なくて済みますが、一方で大きいサイズの成虫は望めません。
また、30℃を超す高温になると命の危険性を伴いますので、注意してください。
蛹の適切な湿度とは
水分が不足すると羽化形成不全の状態を招くことがあります。
具体的には羽の部分に皺が寄ってしまったり、羽に凸凹ができてしまいます。
そのような状態になることをディンプルと呼びます。
興味のある方は調べてみるとよいでしょう。
見た目の美しさにこだわる方にとっても、湿度管理は重要になると言えるでしょう。
またその反対に湿度が高すぎても、水が溜まるなどして蛹の呼吸を妨げてしまいます。
大切なニジイロクワガタの命を次の代へ繋ぐためにも、適切な湿度を保つようにしてください。
まとめ
ニジイロクワガタの温度管理は、他のクワガタと大体同じでよいことが分かりました。
湿度も注意しないといけないのは初心者からするとたいへんに思えますが、慣れてくればコツが分かってくるでしょう。
飼育や管理がそれほど難しい品種ではありませんので、いろいろな文献や会話を参考にしながらチャレンジしてみてくださいね。