クワガタの幼虫はどの種も同じように見えてしまい、見分け方が難しいのではないでしょうか。
そこで、国産クワガタの幼虫の見分け方を解説していきます。
国産クワガタの幼虫の見分け方は?
- アカアシクワガタの幼虫
頭部がオレンジ色をしていて、顎がオオクワガタの幼虫に似ていますが、口元の円弧状の斑点が薄くて小柄な体をしています。
- ヒメオオクワガタの幼虫
頭部がオレンジ色をしていて、顎がオオクワガタの幼虫・コクワガタの幼虫・アカアシクワガタの幼虫によく似ています。
- ネブトクワガタの幼虫
頭部が薄いオレンジ色をしていて、顎が強く湾曲しています。
- スジクワガタの幼虫
頭部が薄いオレンジ色をしていて、顎がコクワガタの幼虫に似ています。
体はコクワガタの幼虫よりも小柄で細身の体をしています。
- ミヤマクワガタの幼虫
頭部が濃いオレンジ色をしていて、顎が太めで色が濃くて強く湾曲していて、口元の毛穴が4つあります。
飼育過程でギシギシと警戒音を出します。
- コクワガタの幼虫
頭部が薄いオレンジ色をしていて、顎がオオクワガタの幼虫に似ていますが、触角の先が濃い色をしています。
- ヒラタクワガタ の幼虫
頭部が濃いオレンジ色をしていて、顎が少し湾曲しています。
- ノコギリクワガタの幼虫
頭部が少し濃いオレンジ色をしていて、顎が少し太めで湾曲していて、口元の毛穴間が狭くてへこんでいます。
- オオクワガタの幼虫
頭部がオレンジ色をしていて、顎が曲がりが少なくて口元に円弧状に斑点模様があります。
クワガタの幼虫の見つかる場所は?
- アカアシクワガタの幼虫
ミズナラ・エノキ・クヌギ・シイなどの木に集団で見つかります。
- ネブトクワガタの幼虫
アカマツの湿ったフレークで見つかります。
- スジクワガタの幼虫
クヌギやコナラの水分が多い黒腐りの木で見つかります。
- ノコギリクワガタの幼虫
土中の白枯れの木から見つかります。
- コクワガタの幼虫
落葉木の朽ち木から見つかります。
- ミヤマクワガタの幼虫
ボロボロになった大木の地下根を好んでいて、蛹室は土深くに作ります。
- ヒラタクワガタの幼虫
湿った白枯れの根の部分から見つかります。
- オオクワガタの幼虫
日当たりが良くて湿り気のある場所で、カワラタケ・ニクウスバタケなどが生えたかなり腐朽〈ふきゅう〉の進んだエノキやクヌギで稀に見つかります。
アカアシクワガタのギネスサイズは?
アカアシクワガタの成虫の自然下ギネスサイズで58.5mm、飼育下ギネスサイズで59.5mmだそうです。
まとめ
クワガタの幼虫の見つかる場所と幼虫の見分け方についてまとめました。
自然下でクワガタの幼虫採集した時の参考にしてください。