まず、クワガタの冬眠について簡単に書いていこうと思います。

厳密に言うと昆虫の場合、冬眠のことを越冬と言います。

タイトルに書いてある冬越しと同じ意味と捉えてもらっていいです。

そもそも、なぜクワガタは越冬するのでしょうか??

はっきりと断定はできませんが、このようなイメージを持ってもらうとわかりやすいと思います。

そもそも、成虫として長生きをするポテンシャルを持っていて、長生きするには冬を越さないといけません。

なので、寒い間、木の間の割れ目などの隙間に隠れ寒さをしのぎ、暖かくなるのを待ちます。

このようなイメージです。

全てのクワガタが越冬をするわけではなく、しないクワガタもいます。

ミヤマクワガタの冬越し

ミヤマクワガタ 冬越し 方法

始めに書いた、基本的に越冬をしないクワガタに該当するのがミヤマクワガタです。

ミヤマクワガタは、寿命があまり長くなく冬が来る前に亡くなってしまうため基本的に越冬をしません。

ミヤマクワガタの冬越しの方法

通常ミヤマクワガタは春から夏に羽化し、秋から冬にかけて亡くなってしまいます。

ですが、交配・産卵を行っていない場合はオス・メス共にオオクワガタのように冬眠・冬越します。

野生のミヤマクワガタで、かなり気温の低下した10月の標高1000m以上の山地でヤナギにいるミヤマクワガタを目撃した事例があります。

さらに、飼育下では、時に気温0度に下がるような環境で新陳代謝をかなり抑えた状態で生存させることも確認できており、越冬を成功させている事例も確認されています。

先ほど、ミヤマクワガタは越冬をしないと書きましたがどのような方法をとれば、越冬をすることができるのでしょうか。

その方法について書いていこうと思います。

越冬させる方法は、冷蔵庫の野菜室など5度〜8度程度の場所で保管し、濡れティッシュなどでミヤマクワガタを常に加湿の状態にします。

乾燥は天敵ですので注意が必要です。

さらに、大切なのは、先ほども書きましたがミヤマクワガタが交配・産卵を行っていないという条件です。

ミヤマクワガタは通常春から夏にかけて羽化しますが、たとえ遅れて夏から秋にかけて羽化したとしても、交配・産卵をしてしまうとそのシーズンで一生を終えてしまいます。

なので、交配・産卵を行っていない条件が大切になってきます。

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まとめ

今回はミヤマクワガタの冬越について、書きました。

ミヤマクワガタは基本的には、冬越をしない種とされていますが、環境と交配・産卵を終えていないという条件があれば冬越することがあるそうですね。

せっかく頑張って飼育しているミヤマクワガタなら、長生きして冬を越す姿も見てみたいですね。

しかし、そのためには根気が必要になってきます。

さらに、種としての大切な子孫を残すということを、飼い主のエゴで規制するのはどうなのでしょうか??

読んでいただきありがとうございました。

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