オオクワガタをペアで飼育していた場合に、もしもの可能性をちょっと期待してしまいますよね!?
もし産卵していた形跡があったのなら、ぜひ人工孵化にチャレンジしてみませんか?
初めてで不安な人もポイントを踏まえて管理していけば、きっとかわいい幼虫に出合えることでしょう。
卵が腐る原因やうまく育たない原因は?
1つは、酸素不足によって亡くなってしまうことが考えられます。
マットに水を含ませ過ぎると、酸素をうまく取り入れることができないのです。
卵の表面の薄い膜から呼吸をしていますから、酸欠状態は生命の危機に関わってきます。
マットがびしょびしょに濡れた状態でも、孵化する個体がいるかもしれませんが、極めてまれな例だと言えます。
もう1つは、マットが乾燥していてエサを口にすることができなかった可能性があります。
あまりにも乾ききったマットの中では、たとえ孵化したとしても、幼虫はエサを食べることができないので亡くなってしまいます。
ですから、しっかりと暮らしやすい環境を整えてあげることが重要になってきます。
オオクワガタの適した卵の管理は?
市販のプリンカップを使って、卵の孵化させることができます。
カップの中に、マットを上部から1センチ下までにキレイに敷き詰めます。
マットの表面を綿棒などで10個未満のくぼみを作りましょう。
そこへスプーンを使って、穴の中へ卵を1つずつ入れていきますが、直接手で触れることはしないでください。
乾燥防止のためにティッシュペーパーをカップの大きさに折り畳んで表面にかぶせましょう。
それから霧吹きで、ティッシュの色が変わるくらいに水を与えます。
カップの上にフタをして、暗くて温度変化の少ない場所で管理していきます。
飼育時の温度は22度前後を保つようにしましょう。
フタには通気用の穴を開ける必要はありませんが、フタをしていても乾燥には注意しましょう。
まとめ
産み落とされた卵を管理していく際に問題となるのは、湿度や温度の管理です。
また、素手で直に卵を触らないように注意することも大切です。
しっかりとした管理を行っていけば、オオクワガタの赤ちゃんを目にすることができますよ。