オオクワガタはクワガタの中でも長生きで知られ、なんと3年も生きることが多いと言われています。
驚いたことに最も長生きしたオオクワガタは、7年も生きたそうです。
では、どうすればできるだけ長くオオクワガタと時を過ごすことができるのでしょう。
長生きさせるポイント
まず、むやみに繁殖をさせたり、戦わせたりしないようにすること。
多くの昆虫は繁殖を行った後で亡くなることがありますが、それだけエネルギーを消費するのです。
ですから、無駄に体力を消耗させる戦いなどをさせることもおすすめしません。
次に、冬が来れば自然のサイクルに合わせて越冬させること。
エアコンで温度管理も簡単にできますが、しっかりと冬越しさせた方が長生きできるそうです。
昆虫には昆虫の体内時計があり、それに合わせるようにすることが大切です。
最後に、広々とした精神的負担の少ない飼育環境を準備すること。
ぎちぎちの飼育ケースよりも、少しでもゆとりのあるものを用意しましょう。
転倒を防ぐための止まり木などを配置して、ストレスフリーな環境を整えてあげましょう。
オオクワガタを越冬させるコツは?
しっかりと準備を怠らないことです。
用意するものは6つ、飼育ケース、完熟マット、木片2つ、昆虫用のゼリー、新聞紙、ディフェンスシートです。
飼育ケースはできるだけ広いものを準備し、そこへマットをふわりと軽く敷き詰めていきます。
ケースの5分の1くらいまでマットを入れたら、身を隠しやすいように細長い木片を1つ入れます。
さらにマットに空気を含ませるようにして被せていき、全体の80%になるくらいまで敷き詰めます。
マットの上には木片とゼリーを置き、ゼリーは十字に切れ込みを入れておくと乾燥しにくくなります。
コバエ発生の防止のためにディフェンスシートをケースの上部にかけ、湿度を保つために折り曲げた新聞紙をさらにその上から被せます。
そして最後に、飼育ケースのフタをすればこれで越冬スタイルの完成です。
まとめ
オオクワガタは越冬できるクワガタのため他の種よりも長生きで、最長で7年も生きた例があるそうです。
長生きさせるためのコツは、無駄に体力を奪うようなことは控え、自然の流れに応じた管理をしていくことです。
オオクワガタだけに限らず他のクワガタも、ストレスフリーな環境下で飼育するといいでしょう。