オオクワガタを幼虫から育てていると、困った場面に遭遇することが何度もあると思います。

成長していく過程において蛹化は避けて通れない現象の1つです。

そこで蛹化したオオクワガタを、うまく育てていくための方法を紹介していきたいと思います。

人工蛹室の材料と作り方

オオクワガタ 蛹室 作り方 底

準備するものは5つ、オアシス、飼育ケース、スプーン、カッター、油性ペンです。

飼育ケースは、オアシスで作った人工蛹室を管理するために使いますので、一回り大きなサイズを用意してください。

まず、オアシスに油性ペンで作製するための輪郭を描いていきます。

線を描くポイントは、長さは体長の2倍、横幅は身幅の3倍くらいです。

次に、スプーンを使ってゆっくりと丁寧にオアシスを掘っていきます。

一度にくり抜いてしまわずに、様子を見ながら微調整をしていきましょう。

底の高さは、蛹を横に寝せた時に頭部を高めに腹部が低くなるように掘っていきます。

できるだけ表面の凸凹がないように滑らかに仕上げていくことが大切です。

完成した人口蛹室は、ちょうど卵を真上から見たような形状になります。

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人口蛹室の管理の仕方は?

出来上がった人工蛹室にたっぷりと給水させ、15分くらい放置しておきます。

余分な水が切れたら、蛹を人口蛹室に入れ、頭部が高くなるように寝かせてください。

蛹に触れる際は必ずビニール手袋を着用し、できるだけ手早く作業を行い、ストレスがかからないようにしましょう。

オアシスをフタ付きの飼育ケースに入れ、温度変化が一定な場所で管理していきます。

飼育ケースは、人工蛹室を入れた際に上部からの隙間が10センチくらいになるようなものが理想的です。

乾燥してきたら水分を補いますが、飼育ケースの底に水を加えるようにし、蛹には直接かからないようにしてください。

個体によっても差はありますが、だいたい約2ヶ月もすれば羽化します。

まとめ

人工蛹室って作るのが難しいような印象がありましたが、これなら親子で協力して作ることができそうですね。

しかも嬉しいことに、リーズナブルな価格で、うまくいけば羽化という感動の瞬間を目にすることができます。

オオクワガタを幼虫から育てている人は、ぜひとも人工蛹室の作製にチャレンジしてみてください。

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