巷で耳にする絶滅危惧種には2つあり、環境省によって定められたものと県別に決められたものがあります。

今回は、環境省によって定められた絶滅危惧種について紹介していきたいと思います。

また、オオクワガタがなぜ絶滅の危機に瀕しているのかについても触れていきます。

絶滅危惧Ⅱ類ってどんな意味?

オオクワガタ 絶滅 原因

環境省版レッドリスト(絶滅する可能性のある野生生物を種別でリスト化したもの)は、各専門家などの見解を踏まえて作られました。

動物は大きく13のグループに分けられており、オオクワガタは昆虫類に入ります。

それぞれの専門家が検討委員会を開いて、どの状態であるかを評価しています。

指標カテゴリーは7つに分類されており、Ⅱ類は危険な度合いが上から数えて5番目に位置しています。

「絶滅危惧Ⅱ類」は、絶滅する危険性が増大している種であることを意味しています。

将来的には、指標から外れる可能性もありますし、指標の危険性が高まるおそれもあります。

平成27年度から、その種の生息状況を踏まえながら不定期に個別にリストを改訂することにしています。

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オオクワガタが絶滅に追い込まれた原因は?

考えられる理由は2つあります。

1つは、山林の開発に伴う生息地の減少です。

国土の狭い日本では山林を切り開いて宅地にしたり、商業施設を建てたりすることが珍しくありません。

その影響により住む場所を奪われてしまった、オオクワガタは子孫を殖やすことが難しくなったと考えられます。

もう1つは、心無い人々の乱獲によって個体数が減ったと考えられます。

オオクワガタは臆病でめったに合える昆虫ではありませんが、見つけ方や採集の仕方が確立されてしまいました。

ひどい場合は、クヌギごとチェンソーで切り倒されてしまうこともあったそうです。

また、情報網の発達によりすぐに生息場所の情報交換が行われ、捕えられてしまったことも関係しているようです。

まとめ

オオクワガタは、環境省のレッドリスト「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されています。

これは今すぐに絶滅するという意味ではなく、将来的にそうなってしまうおそれがあるということです。

個体数が減少した背景には、私たち人間の身勝手な振る舞いが関係しているようです。

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