スマートな体を持った幻のクワガタ、ミヤマ。
出来るなら自分の手で成長するところをみたい!とオスとメスを飼って交配を試みる方もたくさんいます。
ミヤマの交配や産卵はどのようにするのか、産卵時期はいつなのか。
今回は産卵時期と交配、産卵するためのセットをご紹介します。
産卵時期
自然のミヤマは、切り株の下などで産卵して、成長させます。
産卵する時期は6〜9月ごろになります。
とはいえ、ミヤマは普段高山で暮らしています。
家で飼うと温度や湿度が違い、産卵時期が通常とは異なる場合もあります。
目安としては、交配してから約2ヶ月という日数で割り出し(卵、幼虫がいるかどうかの確認作業)をするため、交配してからの2ヶ月間が産卵時期だと思ってください。
またブリードの場合は、温度の違いで早めの時期から産卵を始めるかもしれません。
交配手順
まずは両方のミヤマクワガタが成熟していることを確認しましょう。
確認できたら交配用セットに入れ、その後に産卵用セットで同居させてください。
産卵するときに一緒に入れると、オスがメスに攻撃する可能性があります。
セットには飼育ケースSサイズに餌を置き、ハスクチップを薄めに敷きます。
チップがあまりに多すぎると、メスが潜り込み、交配が難しくなることがあります。
1週間〜10日ほどで終わるので、その後は産卵用のセットに移し替えましょう。
産卵用セット
いよいよ購入したマットを敷きます。
まずは、飼育ケースLサイズを用意しましょう。
そこにマットを7割ぐらい敷いて行き、上から手で押さえつけて、固めていきます。
これは、幼虫が「食べ進む」ようにするためです。
柔らかすぎると幼虫は食べることを学ばず、地上に出る頃には弱ってしまうことがあります。
次に上から2〜3cmほど同じ黒土マットを敷いてください。
これで完成です。
最後のマットは固めなくて大丈夫です。
2ヶ月後に幼虫が5~6匹見えていれば、産卵成功です。
まとめ
ミヤマクワガタは他のクワガタと比べて、ブリードするのが難しいです。
また、一ヶ月で産卵が終わるクワガタもいる中、ミヤマは2ヶ月なので気長に待ちましょう。