ヒラタクワガタとオオクワガタはパッと見た目が似ているのですが、ヒラタクワガタとオオクワガタの違いはあるのでしょうか。
どこを見れば見分け方ができるのでしょう。
ヒラタクワガタとオオクワガタの違いについて、調べてみました。
ヒラタクワガタとオオクワガタの違いは?
ヒラタクワガタは、大顎の付け根に近い場所に内歯があって、先端の尖りから内歯の間にギザギザの歯があります。
オオクワガタは、大顎の先端に近い場所に大きなな内歯があって、そこから先端に向かう部分にギザギザの歯がありません。
ですので、ヒラタクワガタ とオオクワガタの違いはオスの顎の形状に違いがあります。
オオクワガタとは?
オオクワガタは、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜属に属するホペイオオクワガタの亜種で、日本では最大級のクワガタムシです。
体長はオスはおよそ20mm~76.6mm・メスはおよそ22mm~48mmです。
オスは大きな内歯1対と、先端部分に小歯を1対を備えた太く内側に湾入した大顎を持っています。
体色は全身黒色ですが、上翅はやや黒褐色を帯びています。
オスの小型個体やメスの鞘翅(さやばね)上面にははっきりと縦筋の線があります。
日本産のオオクワガタの成虫は、ゴールデンウィークから梅雨明け頃に活動を始めて、夜行性なので昼間はほとんどクヌギ・アベマキ・ナラ類・カシ類・ニレ類・ヤナギ類などの樹液が出る大木の樹洞などに隠れています。
オオクワガタの性質は臆病で、危険を感じると直ぐにウロに隠れてしまいます。
飛翔性も高くありません。
オオクワガタの種類は?
- ホペイオオクワガタ(中国に生息)
- グランディスオオクワガタ(東南アジア北部や中国などに生息)
- アンタエウスオオクワガタ(インド・ブータン,ネパール・マレー半島・ラオス・ベトナムなどに生息)
- クルビデンスオオクワガタ(アンタエウスオオクワガタと生息する国は同じ)
- シェンクリンオオクワガタ(台湾に生息)
- パリーオオクワガタ(インドネシア・フィリピンなどに生息)
- ムシモンオオクワガタ(コルシカ島・サルディーナ島・アフリカ北部に生息)
- カツラオオクワガタ(ベトナムなどに生息)
- パラレルスオオクワガタ(アメリカ合衆国東部やカナダなどに生息)
などの種類のオオクワガタがいます。
まとめ
ヒラタクワガタとオオクワガタの違いについてと、オオクワガタの種類について調べてみました。
採集の参考にしてみて下さい。