ニジイロクワガタは発酵マットに産卵することが多いですが、産卵木にも産みます。

産卵セットにペアリングが完了したメスを入れると、1ヶ月ほどかけて卵を産みます。

卵を産み終わったら、割り出しという卵や幼虫を取り出す作業が必要です。

今回は、ニジイロクワガタの産卵セットの準備から割り出しまでをお伝えします。

産卵セットとは?

ニジイロクワガタ 産卵セット 割り出し

カブトムシやクワガタが産卵できるように、飼育用とは別に産卵用のセットを作ります。

ニジイロクワガタの産卵には発酵マットが最も適していますが、クヌギやコナラなどの産卵木にも出産しますので両方準備しましょう。

準備する物

  • ケース(中~大)
  • 埋込マット
  • 産卵木
  • 高タンパクゼリー

 

1.産卵木の加水処理をする。

半日から1日かけて、材に水分を含ませます。

更に半日から1日陰干しし、材の皮を削る。

2.埋込マットにも加水する。

ニジイロクワガタには発酵マットが適しています。

軽く握って形が形成されるくらいで大丈夫です。

くれぐれも、べちゃべちゃにしてしまわないようにして下さい。

3.マットをケースに敷き詰める。

マットをケースの8割くらいまで入れ、上から圧縮して固く詰めていきます。

ケースの6-7割くらいまで圧縮します。

4.産卵木を置いて、産卵木の周りをマットで埋める。

この時足すマットは固めすぎないようにします。

5.高タンパクゼリーを置いて完成!

産卵時は体力も消耗するため、質の良いゼリーを置くようにしてください。

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卵を産んだら、割り出しをしよう!

割り出しとは、卵や幼虫を取り出すことです。

卵の状態で割り出しを行うのはリスキーなので、幼虫になったことを確認してから割り出しを行いましょう。

 

1.新聞紙やたらい等に、産卵セットを取り出す。

卵も幼虫もデリケートなので、優しく行います。

2.手で優しくほぐしながら幼虫を探し、取り出す。

幼虫を傷つけたり潰したりしないよう気を付けてください。

スプーンなどで少量のマットごとすくいあげると、直接触れないので安心です。

割り出しを行わないとダニやコバエが発生して衛生的にも良くないですし、マットが劣化すると幼虫の餌に向かないため、養分が足りずに幼虫が亡くなってしまう可能性もあります。

すこし手間のかかる作業ですが、割り出しは必ず行うようにしましょう。

まとめ

ニジイロクワガタは卵の数が多い品種ですので、割り出しも大変かもしれません。

しかし飼育している方にとって、産卵や割り出しは楽しみなイベントでもあります。

たくさん卵を産んでもらえる様に、しっかり環境を整えましょう。

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