ニジイロクワガタは比較的飼育しやすいクワガタであり、沢山卵を産むと言われています。
ある程度クワガタの飼育に慣れたら、ペアリングを行って自分で卵から育ててみてはいかがでしょうか?
ペアリングとは?どんなタイミングで行うべき?
ペアリングとは、成熟したオスとメスを同居させ交配させることです。
自然にペアリングすることを同居ペアリングと呼び、人間が手伝う方法をハンドペアリングと言います。
ペアリングの時期としては、成虫になって初めて餌を食べてから3ヶ月を目安に行うとよく言われますが、3ヶ月待たなくても、よく動き餌をたくさん食べるものであればもっと早くにペアリングが成功する場合もあります。
一概には言えませんが、餌の食べっぷりも判断基準にすると良いです。
産卵には体力を使うため、良く食べる個体の方が産卵には向いていると言えるでしょう。
もちろんオスも同様です。
成熟したオスとメスを一週間程同居させペアリングを行いますが、ここで一つ注意して頂きたいことがあります。
ニジイロクワガタは比較的穏やかで臆病な性質ではありますが、子孫を残す意識の強いオスはメスを追いかけまわして疲れさせてしまうことがあります。
そうなってしまうと産卵できなくなってしまいますので、メスが逃げ回っている場合は早めに別々にしましょう。
ちゃんと交配が成功しているか確認してから離すのがベストですが、メスを疲れさせてしまっては元も子もありません。
メスが逃げ切れない様に、プリンのカップ等にオスとメスを閉じ込めたり、人工芝の上でペアリングを行ったりする方法もあるようですが、できればメスにストレスを与えない方法でのペアリングを行ったほうが良いでしょう。
産み渋りするメスがいる?
ニジイロクワガタは産卵もさせやすいとは言われるものの、産み渋りするメスも多い様です。
産み渋りに対する対策としては発酵マットの湿度や産卵木を変えたり、環境を変えてみると産んでくれる場合もあります。
何度か産卵を経験しているメスであれば、体力が落ちて産卵できなくなっている可能性もあります。
まとめ
ニジイロクワガタに産卵させるとなると、温度や湿度の管理をしてしっかり環境を整えなければなりません。
それができていれば、1年中いつでも産卵可能です。
多いときでは1ヶ月で80個以上卵を産むメスもいますので、生まれた後の貰い手探しもしておいた方が良いかもしれませんね。