海外にも様々な種類があるミヤマクワガタですが、ミヤマクワガタを飼育する際、幼虫から育てようと思ってる方もいると思います。
そのなかで、クワガタやカブト虫には休眠期間と呼ばれる期間が存在することをご存知でしょうか?
今回は、そんなミヤマクワガタを幼虫から育てる際に必ず通る休眠期間について紹介します。
休眠とは?
休眠とは、ミヤマクワガタやカブトムシなど生物の発生・成長過程における一時的な活動停止状態のことをいいます。
これは適さない環境条件に対して適応させるための期間といわれていて、この期間は様々な生理機能が大きく低下するといわれています。
脊椎動物などではこの休眠のことを冬眠や夏眠と呼ばれ、無脊椎動物では耐久卵や芽球など様々な種類の休眠があるといわれています。
また、昆虫の休眠はただの活動停止期間ではなく、1種の発育段階であるとも言われています。
多くの動物は条件がそろえば休眠から覚めるといわれていますが、昆虫の場合は、一定の期間を経過した後でないと活動を再開しないといわれています。
ミヤマクワガタの休眠期間は?
では、ミヤマクワガタの休眠期間はいったいどのくらいなのでしょうか?
はっきりとした時間の長さは分からないといわれていますが、ミヤマクワガタに限らずクワガタの休眠期間はどの時期かといいますと、羽化した直後のことをいうといわれています。
ここから自力で活動を始める期間が、休眠期間と考えていいようです。
ちなみにノコギリクワガタの場合は、最長で一年間くらいの休眠期間があるとも言われていますので、根気強く元気に動くまで待ち続ける必要があるのかもしれません。
まとめ
以上、ミヤマクワガタの休眠期間について紹介しました。
人間には休眠期間は文明の利器によりありませんが、多くの動物は休眠期間というものがあり、それが冬眠などにあたるということがわかっていただけたのではないでしょうか?
また、昆虫の場合は、定期的に行うものではなく、成長の過程で行うものであるということも分かっていただけたのではないでしょうか?
ミヤマクワガタが羽化した直後動かなくなってしまっても、それは休眠期間ですので心配する必要はありません。
活動再開するまで気長に見守ってあげましょう。