ヒラタクワガタの羽化は春から秋頃に始まります。
どのような変化を経て羽化までたどり着くのでしょうか。
調べてみました。
ヒラタクワガタの羽化まで
春から秋というと随分漠然としていますが、これは四季がある日本で命を守るための仕組みですね。
寒い冬と暑い夏はサナギで過ごす方が、命の危険が少なくて済みます。
飼育している場合は、室温が大きく影響しますから、同じ種の個体を野外と屋内で飼育するとよいデーターが得られます。
自然界では日本の場合、はっきりした四季がありますから、羽化の時期は、蛹の状態で越冬するのが普通です。
羽化が早い場合は小さな個体になりますから、大きく育てたい場合は、自然な温度で飼いたいですね。
暑すぎたり寒過ぎても育ちませんから、野外の場合は発泡スチロールの囲いや新聞を重ねて巻く必要があります。
また、月に一回から二回は霧吹きで水をあげて下さい。
飼育環境で、マットに卵を産んでくれたら目視できますが、産木のウロや菌糸に埋もれてしまうと回収できません。
でも、それは幼虫になってから回収すれば大丈夫です。
卵のうちに回収できるものは回収します。
幼虫になってからも回収します。
個別で飼育するためです。
幼虫のうちでも喧嘩してしまうので、個別飼育が適しています。
幼虫が飼育ケースの中で固まってきて、やがて羽化します。
飼育瓶に水滴がついてしまうほど高い湿度には注意が必要で、羽や体に異常が起こることもあります。
水がたまってしまったら、瓶をゆっくりひっくり返して菌糸マットに吸わせます。
蓋を開けてしばらく乾かします。
蛹から一ヶ月程で羽化しますが、羽化も気温によっては早くなったり、遅れたりします。
まとめ
卵から成虫までは、一年ほどかかります。
自分の手元で一年もお世話ができるのも、また越冬も二度と、三度するほど長生きします。
また、亜種も沢山います。
ヒラタクワガタの魅力に取り憑かれたら、できることがたくさんありますからコレクターの世界に踏み込んでしまう方も多いですね。
研究が遅れているので、いろいろなデーターが不足しています。
ヒラタクワガタのシマ亜種は、特定の地域だけで生息しているものも少なくありません。
ぜひネット上にアップして頂きたいですね。