スジクワガタにそっくりなクワガタとして、背中に同じような縦筋があるネブトクワガタや、コクワガタ、ヒラタクワガタなどがあげられます。
背中のスジが特徴的なスジクワガタですが、オスの大型個体になると縦筋が消える傾向にあるようです。
その場合は本当にコクワガタとそっくりで、素人目では見分けが難しいとされていますよ。
今回は、スジクワガタとコクワガタの違いについてご紹介します。
顎で見分けるスジクワガタとコクワガタの違い
基本的にオスの見分け方にはなりますが、スジクワガタとコクワガタの大きな差は大顎の部分に現れるそうですよ。
スジクワガタは顎の部分が斧のような形になることが特徴で、小歯の下に2本の内歯がやや二股にわかれていることにより形成されています。
一方でコクワガタの顎は小歯の下に内歯が一本だけ生えるため、斧のような形にはならないことが特徴です。
小さな個体ではスジクワガタの内歯が隠れてしまうこともあるためわかりにくいこともあるようですので、これだけで判断するのは難しいかもしれません。
その他の判断材料は?
小型のスジクワガタでは背中の縦筋が見られますが、コクワガタには背中の縦筋は見られません。
体色は、スジクワガタよりコクワガタの方がやや明るめの茶色をしていることが多いようです。
あとは、基本的にコクワガタの方が大きくスジクワガタは小さめとされていますので、大きさも参考になるのではないでしょうか。
メスの見分け方
スジクワガタのメスとコクワガタのメスも大変よく似ています。
スジクワガタのメスは背中に小型のオス同様、特徴的な縦筋が入りますが、コクワガタのメスの背中はザラザラした感じは見受けられますが縦筋はありません。
また、スジクワガタはコクワガタに比べて光り方が特徴的だそうで独特の光沢があるそうですよ。
コクワガタはあまりツヤがない場合が多いそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はスジクワガタとコクワガタの違いについてまとめてみました。
オスの場合は大顎の形と背中の縦筋で見分けることがわかりやすく、メスの場合は背中の縦筋と光沢で見分けることがわかりやすいそうです。
大きさによっては見分けにくいことがあるかもしれませんが、慣れてくるとうまく見分けられるようになると思いますよ!