ミヤマクワガタはスマートな体型を持つ魅力的なクワガタです。

しかし一方で温度調整やセットの入れ替えなど、他よりデリケートな部分もあります。

そのため、基盤となるセットは合ったものを使って慎重にいきましょう。

今回は、その一つの課題である産卵時のマットについてご紹介したいと思います。

幼虫の餌になるマットを使う

ミヤマクワガタ 産卵 マット

孵化して幼虫となったミヤマは、マットを餌として食べ進んで地上に出てきます。

そのため、必ず「幼虫飼育用」と書かれているマットをいれましょう。

「成虫飼育用」または「埋め込みマット」と書かれているものは、餌にならないかもしれないので購入するときは注意してください。

また、ミミズが生まれるようなものにも注意しましょう。

幼虫が逆にミミズの餌となってしまう場合があります。

ミヤマクワガタに合ったマット

クワガタはマットを気にいると、中に潜って産卵を始めます。

マットには大きく分けると未発酵と発酵したものがあり、ミヤマは発酵している、焦げ茶色のマットを好みます

黒土マットなどが良いでしょう。

もし入手が難しそうであれば、発酵度が少し低いもの、もしくは少し高いもので代用することもできます。

過去には発酵を好むとされていたヒラタクワガタが発酵度合いの低いマットで大きく育ったことがありますので、ある程度の違いは問題ないでしょう。

とはいえ未発酵のもの、薄茶色すぎるものは合わないので控えてください。

悩んだら店員さんに相談してみましょう!

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マットの敷き方

いよいよ購入したマットを敷きます。

まずは、飼育ケースLサイズを用意しましょう。

そこにマットを7割ぐらい敷いて行き、上から手で押さえつけて、固めていきます。

これは、幼虫が「食べ進む」ようにするためです。

柔らかすぎると幼虫は食べることを学ばず、地上に出る頃には弱ってしまうことがあります。

次に上から2〜3cmほど同じ黒土マットを敷いてください。

これで完成です。

最後のマットは固めなくて大丈夫です。

まとめ

マット一つにしてもこれだけ考えることがあるのですね。

慎重に材料を選んで、形にしていくのは工作みたいで楽しそうです。

焦げ茶色の幼虫用マットを正しい手順で敷いていきましょう。

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