山の中でミヤマクワガタやカブトムの幼虫が混在していたら?
どのようにして見分ける事が出来るでしょうか?
ミヤマクワガタもカブトムシも体を丸めているので、みんな同じように見えます。
こちらではミヤマクワガタと他の虫との見分け方、幼虫のオスとメスの見分け方をお伝えします。
ミヤマクワガタとカブトムシの違い
ミヤマクワガタとカブトムシは、頭部の色の違いで見分けがつきます。
ミヤマクワガタの頭部は濃いオレンジ色であるのに対し、カブトムシは黒っぽい色をしています。
他にも体の気門(点々)の色が違います。
カブトムシの気門の色が黒くはっきりしているのに対し、ミヤマクワガタは薄くぼやけた色をしています。
体色に関しては、どちらも白っぽい色をしています。
住んでいる場所
カブトムシが土中にいるのに対して、ミヤマクワガタは朽ち木の中にいることが多いです。
朽ち木の中からミヤマクワガタの幼虫を探し出す事を、「割り出し」と言います。
ミヤマクワガタの性別の見分け方は?
幼虫を見つけたら性別が気になりますよね。
その見分け方をお伝えしましょう。
小さい時は見分けが尽きませんが、2齢幼虫になるとお尻の部分から3節目あたりにクリーム色で一対の丸い器官が見えます。
これが見えるのがメス、見えないのはオスです。
卵巣が透けて見えるので、2齢幼虫になると性別の判断は出来そうです。
他には、クワガタ独特の顎から出ているノコギリ状の突起があります。
幼虫とはいえ、オスにはまだ未熟ながらも突起が見られます。
まとめ
以上のように性別の判断の仕方を述べて来ました。
素人には中々判断が付きにくいものです。
ここでは素人でも判断しやすいと思われる方法を紹介しました。
メスの大きな特徴は透けて見える一対の卵巣ですが、実際に飼育して自分の目で確かめてみないと解らないものです。
これからミヤマクワガタを飼育しようとなさっている方は、幼虫を発見したら注意深く観察なさってくださいね。
そしてミヤマクワガタは一頭ずつプリンカップなどで飼うと、共食いやメスのストレスを減らすことが出来るでしょう。
大事に育てて下さいね。