日本のクワガタといえば、オオクワガタではないでしょうか。
貫禄すら感じるオオクワガタは、比較的飼いやすい点も人気のポイントです。
「黒いダイヤ」とも称され、クワガタブームの火付け役ともなったオオクワガタ。
そんな国産オオクワガタには、非常によく似た海外種の「ホペイオオクワガタ」が存在しています。
飼っているオオクワガタ、もしくは飼おうと考えているオオクワガタが、日本か海外産かは知っておきたいところ。
国産オオクワガタとホペイとの見分け方をまとめました。
ホペイとは?
日本にいるオオクワガタのルーツは、中国の「ホペイオオクワガタ」。
国産のオオクワガタと見た目も非常に似ており、その違いを見分けることは非常に困難なのです。
珍しい場所に生息しているオオクワガタは、そのほとんどが放虫でありホペイの血が入っているともいわれます。
極太オオクワガタに関しても、ホペイとの交雑種であるという説も有名。
国産オオクワガタとホペイを見分ける方法
まずはオスを見分ける方法です。
見分けるポイントは、顎の形状。
オオクワガタは丸みの顎があり、長い外歯と短い内歯があります。
この形状は、国産のオオクワガタであれば必ずといってよいほど共通している部分です。
しかし、ホペイは外歯と内歯が重なっている個体が存在しています。
次に、胸部の形状。
オオクワガタは四角い肩で張っていますが、ホペイは丸みのある肩です。
メスの場合は非常に簡単に見分けることが可能。
肩が丸いとオオクワガタ、尖っているのがホペイです。
オスよりも、メスの方が簡単に見分けられるでしょう。
まとめ
国産オオクワガタに似た、中国産のオオクワガタである「ホペイオオクワガタ」。
見分け方のポイントを押さえて置くことで、100%ではなくとも、ある程度見分けることは可能です。
肩の形状や、歯の位置などはポイントになります。
様々な国産のオオクワガタとホペイを観察してみることが、見分けられるようになるコツなのかも知れません。
国産であると偽って販売されるケースもあるため、しっかりと見分けられるようになっておきましょう。