オオクワガタは学名【Dorcus hopei binodulosus】(ドーケス・ホペイ・バイノデュロサス)でクワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜属に属する日本では最大級のクワガタです。

学名にあるようにホペイは中国に広く分布する種で日本のオオクワガタはホペイの亜種という位置づけになるようです。

オスは一対の大きな内歯を有する太い大顎を持ち、この大顎に合った幅広でどっしりとした体格が人気です。

体色は黒色でメスは全体が光沢のある黒色で上翅「ジョウシ」(ハネの部分)にハッキリとした点刻列(スジ)を持つことが特徴です。

オオクワガタの大きさはオスで約4cm~7cm、メスで3cm~4.8cmで大体この範囲で収まりますが、野外(天然)の採取例では7cmを超えるのは極稀で殆どが4cm~5cm程度の大きさで採取されており6cm越えれば大型個体と言って差し障りないといえます。

一方飼育環境では餌や飼育技術の発達でオスのサイズは8.5cmを超える巨大個体も現れ8cm台クラスは珍しくなくなってきているのが現状です。

体色は基本的に黒色で黒褐色の個体も見られる。

オスはは半光沢、メスは全体的に光沢が強い傾向にあります。

オオクワガタの交雑とは?

オオクワガタ 交雑 見分け方

オオクワガタに限らず交雑とは、生物学において異なる種の動植物を人工的に組み合わせることを指し、いわゆるペット(イヌ・ネコなど)の『雑種』(ざっしゅ)を人為的に作る行為となります。

数年前までは国産オオクワガタの80mm超えなどは、どんな飼育環境で餌を与えても不可能とされてきましたが。

しかし現在では80mm超えの個体は普通に売られています。

なぜでしょう?

オオクワガタの飼育関係者の間では「血統を厳選して育てることで大型化は可能だ」と唱える方もいれば「それはグランディス種が混じった交雑種だからだ」と主張する人など様々な意見があり真意のほどははっきりしていません。

オオクワガタは学術的には中国原産のホペイ種の亜種とされ、近親であるその他の種族と実際人為的に交雑が行われています。

それらが店頭で「純血種」などと平然と販売されてこともあるそうです。

交雑種の見分け方は?

現在ではオオクワガタを一目見て交雑種を見極めるのは非常に難しいとされています。

なぜなら「累代」と言って繁殖を繰り返すことによって掛け合わせ元(グランディスなら内歯が中歯型)の特徴が無くなっていき、オオクワガタ原種に近く大歯等になり見分けがつかない状態になります。

最終的にはDNA鑑定しか確かめる方法はないと言われています。

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まとめ

オオクワガタには自然にいる純血種の他にも、交雑種といった他品種との交配によって生まれた雑種も存在します。

良心的なショップなら交雑種の可能性もあると注意喚起してくれそうですが、巧みに交配された個体はもはや純血種と見分けがつきません。

購入する際は自分のお財布と相談して、純血種には必要以上にこだわりを持たない方が良いようです。

気に入った個体を自己の身の丈に合った適正価格で購入しましょう!

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