ヒラタクワガタは山や森だけではなく、河川近くの風通しの良い林や公園の中のクヌギやブナ、ヤナギの木などに生息しています。
捕獲用の餌も特別なものではなく、完熟バナナで充分です。
出来れば、朽ちた木が地面に転がっていたり、老木があれば可能性がアップします。
ヒラクワガタが孵化するまで
ヒラタクワガタに卵を産んでもらうために、産卵セットを組みましょう。
ナラやクヌギの産卵材を手に入れます。
産卵材は、数時間水着けて皮を剥ぎます。
その下のオレンジ色の木肌も削ります。
発酵マットを3.4㎝敷き詰めます。
その上に産卵材を敷き詰めたら、発酵マットをかぶせるように、敷き詰めてしまいます。
樹皮は転倒用にマットに敷きます。
クヌギやブナなどの広葉樹を入れてもいいですね。
ペアリングしてからひと月程経った雌を、産卵セットに入れます。
餌のゼリーもセットして下さい。
更にひと月経過したら、新聞紙や養生シートに飼育ケースをひっくり返し、注意深く幼虫や卵を探します。
産卵材は割って中を確認します。
卵と幼虫は別にします。
できれば1匹ずつ菌糸瓶に入れてください。
卵は無事ならば、2ヶ月ほどで孵化します。
すべての卵がかえる訳ではありません、歪だったり、白ではない場合は孵化しないこともあります。
孵化率は10%に満たない時もあります。
近親の交配は避けなければなりませんから、飼育下では区別する必要があります。
また、卵が乾燥しないようにまた、濡らし過ぎないように、マットで覆います。
卵はやがて孵化して、一齢幼虫になります。
幼虫は脱皮して二齢幼虫に、三齢幼虫で、幼虫時代を終ります。
まとめ
今、クワガタを探しに山に入っても、ヒラタクワガタにはなかなか会えません。
はじめて飼育下で卵から孵したら、世話を焼きたくなりますが、できるだけ触らないようにします。
蛹室に入ったら、更に震度にも注意して、見守って下さい。
世話が必要になるのは羽化が終わってからです。
菌糸瓶で育てる場合は、菌糸が黒くなったら新しいものとかえます。
飼育をはじめるなら、最後まで責任を果たして下さい。