ニジイロクワガタのオスとメスの見分け方は容易ではないとされています。
クワガタの成虫は一般的にメスよりオスのほうが大きく、それはニジイロクワガタの場合も同じなのですが、幼虫時に栄養不良等の理由でその大きさが逆転してしまうケースも多々見られます。
その他にもメスの前羽根にある点刻列を基準に判別する方法や、顎の形状や足の突起で判別する方法がありますが、パッと見で判断できるものでもなく、個体差もあることから、オスとメスの見分け方は難しいのだそうです。
蛹のオスとメスは大きさで判別できる?
メスとオスでは大きさが異なることを延べました。
蛹になる時には幼虫時の個体の大きさがそのまま蛹になることから、蛹の大きさでオスとメスの判別もある程度できると思われそうです。
しかしオスと言ってもSサイズからLLサイズまで幅広く存在します。
Sサイズのオスの場合はメスとさほど大きさが変わりませんので、大きさから蛹のオスとメスを判別するのは困難と言えるでしょう。
羽化するまで大切に育てて、羽化した後にオスとメスを判別できた時点で足りない性別を買い足すのが良策とされていますが、もうひとつ、ニジイロクワガタの蛹にはオスとメスで決定的な特徴の差があります。
次にお伝えします。
蛹のメスだけにある特徴とは?!
ニジイロクワガタのオスとメスの見分け方は難しいとされながらも、蛹には決定的な特徴の差があると聞くとどのようなことかとドキドキしてしまいますね。
その答えは蛹のお尻の部分にあります。
性別の差の特徴がお尻に現れるというのは、多くの生物に共通した事項です。
それは種の保存のため、共寝に都合よく形作られているのです。
ニジイロクワガタの場合はメスのお尻の先端がスプリング状になって巻いています。
グロテスクな蛹をじっくり見るのは気が進まないという方もいらっしゃると思います。
特に女性の場合は奇妙に直立した蛹の姿を直視することができない方もいるようです。
しかしながら、命の誕生までの変化は生命の神秘に満ちていますよ。
実際にネットなどで画像を見てみると分かりやすいと思います。
飼育している蛹と見比べて判断してみてくださいね。
まとめ
今回はニジイロクワガタの蛹の状態のオスとメスの際立った特徴を知ることができました。
羽化する前に性別を知ることができるのは嬉しい限りですね。
一般的にオスとメスの判別が難しいとされるニジイロクワガタ、蛹なら容易に判別が出来るのです。
直視できなかった方もこの機会にチャレンジしてみましょう。