クワガタは卵を生む昆虫ですが、主にどのような場所に生むのでしょうか。

また、卵は必ず孵化するものなのでしょうか。

調べてみました。

クワガタ 卵 場所 孵化しない

クワガタが選ぶ産卵場所

多くのクワガタが産卵場所に好むのが、広葉樹の肌色に朽ちた朽ち木です

一般にカワラタケやニクウスバタケなどの木材腐朽菌によって朽ちているものです。

この菌が幼虫の成育に良い影響をもたらします。

しかし、クワガタの種類によってはこの限りではありません。

赤茶色に朽ちた針葉樹を選ぶものや、フレークとよばれるシイやマツなどが朽ちたものが古くなって土化したところに産卵するものもいます

フレークに産卵する種類はタテヅノマルバネクワガタやネブトクワガタなどです。

オオクワガタは生木の半分枯れた部分に生むこともあります

また倒木にはコクワガタ、アカアシクワガタなど、地中の根っこの部分にはノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタなどが産卵します

飼育するときは?

飼育するときは産卵場所をこちらで準備してあげる必要があります。

ケースの底に市販のマットを10cmほど敷き詰め、産卵木を2~3本入れます。

種類によっては朽ち木周辺に生むものもいるので、朽ち木を半分ほどマットに埋め込んでおきます。

共寝が終わったら、産卵に集中してもらうために、メスだけをケースに入れておきます。

ケースは直射日光の当たらない静かな場所が望ましいです。

理想的な温度は25~28度。

30度を超えないように気をつけましょう。

ケースの内部に水滴がつくほど湿度が高いときは、蓋を開けて換気したり、ケースと蓋のあいだに新聞紙を挟んで湿気を取ったりして対処しましょう。

逆に乾燥している場合は、霧吹きなどで湿らせてやります。

乾燥は成虫にとって餌がなくなるよりもリスクが高いものです。

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孵化しない卵

気温が低いと孵化が遅れるようです。

逆に高いと早まります。

また、卵はまわりの水分を吸収しながら大きくなります。

卵が乾燥した場所にある場合、水分の吸収が不十分で孵化が遅れたり、最悪孵化できずに亡くなってしまったりする可能性があります。

まとめ

クワガタの産卵場所は種類によって多岐にわたっていることが分かりました。

また、飼育している場合は産卵を終えたメスがタンパク質を摂取しようとして卵を食べてしまう可能性があります。

産卵を終えたら、メスは別の場所に移してあげると良いでしょう。

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