ミヤマクワガタは特徴的な顎を持つことで好まれており、ノコギリクワガタはほぼ全国で捕ることができるため、知名度が高く親しまれやすいクワガタです。
そんな2種類のクワガタ。
実は似たボディを持っているため比較されることもあるのです。
「似ているなら飼育方法も一緒なのかな?」という疑問を解決するために、それぞれの飼育方法をご紹介して違いを説明していきたいと思います。
飼育方法
クワガタ(成虫)を飼育するポイントがいくつかあります。
まずは温度調整です。
夏場の高温や直射日光に注意をしましょう。
また、マットが乾燥していたら、霧吹きで湿らせます。
転倒しないように、止まり木や木片を入れておきましょう。
起き上がれないままでいると、命を落としてしまうことがあります。
また、1ケースに2頭以上飼育すると喧嘩をして弱ってしまうので、1頭ずつ飼育すること。
ミヤマクワガタとノコギリクワガタの場合は、Sサイズの飼育ケースでも大丈夫です。
ただ、もし繁殖したいのであれば、ゆとりのあるLサイズの飼育ケースを用意してください。
ミヤマクワガタ飼育方法
冷涼で湿潤な環境を好むので、16~20度を保ちましょう。
幼虫の場合は、黒土マットを飼育ケースの7分目ぐらいまで敷きます。
その上にチップかおがくずを2〜3センチぐらい敷きます。
孵化して半年を過ぎた頃からきのこマットを増やしていきます。
ただ、栄養価の高いマットなため、小ばえなどが発生しやすいです。
ノコギリクワガタ飼育方法
温度は20~30度を保ちましょう。
幼虫がいる場合は、冬場になったら温度を10~15度前後にします。
冬を感じることでサナギになってくれます。
黒土、完熟マット、くわマットなどを使用しますが、ミヤマクワガタとは違い、成長に合わせてマットの種類を小まめに変える必要がありません。
違い
温度やマットだけでなく、ミヤマクワガタの方が攻撃性が強くなりやすかったり、構われすぎるとストレスを感じたりとデリケートです。
簡単に飼育がしたい方にはノコギリクワガタがオススメです。
まとめ
同じクワガタでも、飼育方法が違うのですから面白いですね。
とはいえ、生き物なので、しっかり面倒を見られる環境は整えましょう。