ヒラタクワガタは亜種を含めると、日本にもさまざまな種類が生息しています。
ヒラタクワガタの生息や特徴について、ご紹介したいと思います。
ヒラタクワガタの生息場所は?
ヒラタクワガタは寒さに弱いので、日本では北海道には生息していなくて東日本などではやや少なく、暖かな西日本の地域に多く生息している傾向があります。
また、生息地により顎(あご)などの形態にさまざまな違いがあります。
そして、関東周辺よりも九州のヒラタクワガタの方がサイズが大きくて、関東地方のヒラタクワガタの平均的なサイズがおよそ50mm~60mmに対して、九州地方のヒラタクワガタの平均的なサイズがおよそ70mm前後くらいのサイズのものが採集出来ます。
ヒラタクワガタの特徴は?
ヒラタクワガタは、体色が幼虫はクリーム色で成虫は光沢黒です。
体長は成虫のオスはおよそ30mm~70mmくらいで、メスはおよそ20mm~40mmくらいです。
ヒラタクワガタを他のクワガタと比較すると、大顎や体が薄いです。
大顎の内側先端が細かくてギザギザしています。
大顎内側のギザギザが複数あることで、しっかりと挟み込めるので敵の昆虫を逃しません。
大顎の筋肉も強いので、採集時に油断して挟まれたりするととても痛いので注意が必要です。
朽ち木の中で越冬します。
寿命はおよそ2年~3年くらいです。
越冬することで寿命が長くて、上手に飼育することでおよそ2年~3年は生きます。
夜行性です。
非常に気性が荒くて、メスもダメージを受けてしまいます。
国産のクワガタの中でも最も気性が荒いクワガタとして有名で、繁殖相手となるメスもダメージを受けてしまいます。
などが、ヒラタクワガタの特徴になります。
ヒラタクワガタの餌や天敵は?
ヒラタクワガタは、おもにコナラやクヌギなどの広葉樹の樹液を餌にしています。
ヒラタクワガタの天敵は昆虫類や野生動物では鳥類の他に、ネコ・タヌキ・イタチヒキガエルなどが成虫の捕食者になります。
幼虫はウマノオバチ・アカスジツチバチといった寄生蜂の獲物となってしまい、オオゴキブリの成虫・幼虫・コメツキムシ・ヒラタアブの幼虫などに捕食されてしまいます。
まとめ
ヒラタクワガタはとても気性の荒いクワガタなので、採集時に大顎で挟まれるととても痛いので挟まれないように注意して下さい。