クワガタの血統やブリード、累代ってなんでしょうか?今回は、採集の方法や種類などではなく、少し凝った話に注目してみます。
血統について
まずそもそも血統とはなんでしょう?ざっくり説明すると、ある同じ特徴(例えば、大あごが大きい、大きく成長するなど)を持つ個体群のことです。つまり血統によって見た目や能力に大きな差が出てくるということですね。極太血統になるとその人気も価格も跳ね上がります。
特にオオクワガタ業界になると、多数の高額値段のつく血統のオオクワガタが存在します。簡単に言うと、クワガタにもブランドがあるということです。
累代とは
累代とはなんでしょう。累代とは、現在成虫のオスメスから卵を得て、それを孵化させ、幼虫を育ててまた成虫にすることを指します。
累代を進めるということは、インブリードするということになります。同じ父と母を持つ兄妹が交り卵が生まれます。そして、幼虫が産まれて成虫になると、累代は一つ進みます。
同時に卵として産まれ、成虫になった兄妹が交り次の世代の幼虫が産まれると、その幼虫はさらに一つ進んだ累代を持つということになります。
つまり血統というのは、そのインブリードによって元となるオスとメスが持つ個体の特徴をさらに際立たさせられたものと考えると理解しやすいかもしれません。
表記の仕方ですが、野外品はWD(ワイルド)と表記され、そのペアから採れた子供がF1(WF1)となり、F1同士の子供がF2と続きます。子供同士以外の個体と交った場合は、CB(これをクロスブリードという)と表記されます。これも、CBの子供はCBF1と続きます。
しかし、これらの表記には個人差があり、確実な取り決めはありません。ややこしいですね。
まとめ
いかがでしょうか。ざっくりですが、クワガタの血統やブリード、累代などについてイメージは掴めたのではないでしょうか?クワガタにそこまで興味ないと思ってた人も、のめり込んでいくとこの辺の事情も気になってくることはよくあるみたいです。